カンボジア こども医療センター 栄養管理部 始動

すべてのこども達に衛生的で、
栄養価の高い給食を。

カンボジアでは、給食を提供している病院は1つしかありません。
“栄養” “衛生”という概念も非常に乏しく、たくさんの問題が渦巻く中で、当院は小児がん患児への治療を開始しました。そのため、衛生的で栄養のある給食が必須になります。

小児がんの子ども達は、抗がん剤の影響で、“白血球”という、細菌と闘ってくれる細胞が減少し免疫力が下がります。治療中は衛生管理に細心の注意が必要です。
こども達に必要な栄養を衛生的な状態でしっかりと摂取してもらい治療の完遂率を向上させるため、栄養管理部が発足しました。

患者への病院食の提供だけでなく、地域住民も巻き込み、
“栄養”と“衛生”教育を

カンボジアでは、栄養、衛生の教育が大きく不足しており、多くの人がその概念を持ち合わせていません。
まずは当病院の現地スタッフに対し“栄養” “衛生”教育を始め、患者へ、そして、地域の方々へと教育の輪を広げていき、食と栄養の改善によるQOL(Quality Of Life:生活の質)の向上を目指していきます。

給食施設2019年6月完成予定

給食提供:50食
食堂提供:450食
敷地面積:306㎡規模の施設を2018年12月中に着工予定です。
施設内は、ゾーニング(区域分け)を行い、調理の工程を部屋で区切る事で、誰が作っても一定の衛生水準の食事が提供できるよう設計しています。
各部屋には手洗い場を設置。調理室間での移動時は必ず「準備室(Front Chamber)」を通る事で、どの作業室に入る時も清潔な格好で入室し、相互汚染、2次汚染が起こらないように、調理施設内と食事中の衛生水準を確保します。

食は医療の根底を支えるもの

ジャパンハートは、2008年からカンボジアでの活動を行うなかで様々な問題に直面してきました。そして、人が幸せである為には医療だけでは限界があることに気づきました。
私たちが長年培って来た“医療”をベースに、病院給食から“栄養” “衛生”の改善を促していき、地域の食と栄養改善の為に、食堂提供を行っていきます。

将来のビジョン

カンボジア全土が給食の必要性を感じ、“栄養”衛生”意識の向上

私たちが病院給食と“栄養” と“衛生”の教育を実施し続ける事で、他の病院施設、そして病院周辺の住民へと、衛生、栄養観念が周知され、予防医療が根付き、カンボジアの子ども達が健やかに育っていく。
このために、たくさんの人たちと手を取り合って課題を解決するべく準備を進めています。

ジャパンハート カンボジア こども医療センター 栄養管理部 始動

カンボジアの現状

「栄養、衛生環境の違い」
都市部のほとんどの家庭では飲料水を購入しているのに対して、郊外では雨桶で雨水を貯めて、それを煮沸して飲んでいます。たとえ煮沸をしたとしても、衛生面が必ずしも担保されるものではありません。
他にも様々な問題がありますが、特に深刻なのが子どもです。
カンボジアのこどもの45%が栄養不良(あるいは栄養不足)と言われています。

ジャパンハート カンボジア こども医療センター 栄養管理部 始動

こどもの歯は“生え変わるからいいだろう”と、歯磨きが根付いていません。キラキラの笑顔も虫歯で曇ってしまいます。虫歯は悪化すると病気を招く可能性があるので、歯磨きを根付かせる事が、健康につながります。
子どもたちに最適な栄養を提供し、手洗いや歯磨きを教えていくのも私たちの役目です。

“栄養”と“衛生”が根付くことにより改善できる問題はたくさんあるはずです。
私たちは、これからも、志ある方達と手を取り合いながら、カンボジアの人たちに寄り添って、問題の解決に取り組んでいきます。

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私たちが取り組む社会課題の解決にぜひあなたも一緒に参画してください。

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