活動レポート

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3年目のバトン〜Dream Train食育記:カンボジア編

up 2022.01.18

ミンガラバ~!(ミャンマー語で「こんにちは」)
昨年度に引き続き、ミャンマーのドリームトレインの子どもたちへ国境を越えたオンライン食育を実施しました。
言語は日本語⇔ミャンマー語と通訳しながらの実施です。

ドリームトレインでは定期的に様々なテーマで食育を実施しており、今まで学習したことの復習に加え、いつも子どもたちと接しているスタッフから取り入れたい内容や、食に関して課題と感じている点などを相談し、現在の子どもの実態に合わせた内容としました。

しっかり食べてたくさん運動しよう!(低学年)

「運動が好きな人!」と聞くと、元気よく手を上げてくれました。中庭でのサッカーや、オンライン体育の授業を楽しむなど、ドリームトレインの子どもたちは運動が大好きです。
そこで、栄養のある食事と運動のバランスをとることが大事という話をしました。
実際にその場でかけ足をして、朝食がそのエネルギーのもとにもとになっていることを体感したり、紙芝居のような短いお話や〇×クイズを取り入れ、聞くだけではなく積極的に参加できるよう、工夫しました。

食べ物から人の健康、地球の健康を考えよう!(高学年)

今までの食育で栄養の基礎知識は身についており、「子どもたちが世界との繋がりを食にまつわる社会課題から考えられるような内容に」ということで、食料の輸入やフードマイレージ、フードロスなどについて触れました。
食料問題を考える時には、人の健康だけではなく、地球の健康(環境負荷)も同時に考えていく必要があります。

普段子どもたちが食べている給食を教材とし、輸入されている食材も使われていること、食べ残したものはフードロスとなり、環境に悪いことなどを、クイズを交えて話しました。
授業のまとめとして、地球の健康を守るために自分たちにできることは?と問いかけると、フードロスを減らすために「給食を残さず食べること」「食べられない部分は犬のえさにする」など積極的に答えてくれました。

最後にサプライズとして、以前ドリームトレインで活動しており、現在はカンボジアで勤務している看護師や手術活動のためカンボジアに滞在していた吉岡秀人が登場し、大盛り上がりの締めくくりとなりました。

授業の冒頭に、栄養の基礎知識「3つの食品群」の復習をしましたが、どちらの学年の子どもたちもしっかり知識が定着していることを確認でき、1年に1回でも継続的に実施していくことが重要であると感じました。

今回は日本の食育を応用し、食育の6つの視点を中心に指導内容を考えました。
これからも国境を越え、グローバルな食育に取り組んでいきたいと思います。

栄養管理部マネージャー 上田

▼プロジェクトの詳細はこちらから
医療支援 | カンボジア ジャパンハートこども医療センター 栄養管理部

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