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カンボジア 3度目のお正月、クメール正月の過ごし方
up 2021.04.28

カンボジアでは、4月14日から16日の3日間がお正月でした。 

1月の「国際正月」、今年は2月中旬だった「中華正月」に続き、3回目のお正月です。これは「クメール正月」と呼ばれ、主に仏教徒のカンボジア人にとっては最も重要なお正月と言えます。

毎年4月になると天から新しい女神が降りてくると伝えられており、各家庭では玄関前に祭壇やお供え物、コウムと呼ばれる星型のランプなどを用意します。一年の健康や幸福、平和などを祈るカンボジア国民共通の祝日です。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い今年は制限されているものの、例年クメール正月の期間は故郷に帰り家族と共に過ごす慣習があります。

例年ジャパンハートこども医療センターでも、スタッフ全員でパーティーを行っていました。またウドン山と呼ばれるクメール王朝の古都であり、仏教徒の聖地でもある寺院が近くにあるため、病院の周辺のいたるところで、お酒を飲みながらのパーティーや伝統舞踊などを行うイベントが盛大に開催されていました。
しかし今年は新型コロナウイルス感染症防止のため、カンボジア人スタッフは故郷へ帰ることなく医療を届け続いています。その代わりとして、同僚同士で料理を作るなどして、ささやかに新年をお祝いしていました。

彼らの少しでも患者の方々を救いたいという思いは、きっと多くの人に届いているはずです。首都プノンペンではロックダウンが始まり困難な状況ではありますが、より多くの方々に医療を届けられるよう、今後もスタッフ一丸となって精進して参ります。

3度目のお正月、クメール正月はカンボジアでもっとも重要なお正月です。

クメール正月の3日間の意味合いや過ごし方について、カンボジアスタッフに話を聞いてみました。

1日目:天から降りてくる新たな女神を迎える日です。
2日目:昨年の女神とのお別れです。家族と集まり、パーティーや伝統的なゲームをします。
3日目:自分の家族だけでなく、近所の人や親戚なども含め大勢でお祝いします。

田舎ではほとんどの人が寺院に行き、伝統的なゲームとして、綱引きやアンコーン(木の実)を投げて遊ぶゲームなどをして遊びます。人によっては、2週間もお寺で毎日ゲームをする人もいるとか。一方都会ではパブストリートと呼ばれる繁華街に行き、お祝いの儀式として水をまきあったり粉を顔や体につけあったりします。

そしてこの期間カンボジアでは、日本のものとは少し異なる、ココナッツやサツマイモ、ミルクなどが入った甘いカレーを食べます。また家庭によってはお年玉のように、子どもがおじいちゃんやおばあちゃんからお金をもらうという習慣もあります。子どものうちはお金をもらう側でも、ある程度年齢が大きくなれば子どもが両親にお金をあげることもあるようです。

しかし今年は新型コロナウイルス感染症防止のため、カンボジア人スタッフは故郷へ帰らず医療を届け続けています。
日本におられる皆様も、お身体にお気をつけてお過ごしください。

3度目のお正月、クメール正月はカンボジアでもっとも重要なお正月です。

インターン森田・佐々木

▼プロジェクトの詳細はこちらから
医療支援 | カンボジア ジャパンハートこども医療センター 栄養管理部

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