活動レポート

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「楽しみ」になる給食を子どもたちへ!

up 2022.02.22

こんにちは!栄養管理部の上田です。カンボジアは日に日に暑さが増していく乾季の真っただ中です!
入院中の子どもたちは治療の影響で食欲が落ちたり、食べたいものが食べられないことがあります。
そこで、毎日治療を頑張る子どもたちに「楽しくなるような給食を!」と調理スタッフ一人ひとりがアイディアを出し合い「お楽しみ給食」を提供しています。

調理スタッフは栄養を専門に勉強してきたわけではありませんが、少しずつ栄養のことを学び、給食の配膳や喫食率調査などで子どもたちと接する中で、「調理のプロである自分たちができることは何か?」を考え、新しいメニューにチャレンジしています。
クリスマスはフルーツカービングを作り、見た目から楽しめるデザートを提供しました。
スイカにMerry christmasの文字やサンタの顔を彫刻し、周りにきれいにフルーツを並べました。
調理スタッフがフルーツを持って「ジングルベル~♪と」歌いながら病室を回ると、子どもたちはとても嬉しそうな笑顔を見せてくれました。

もちろん、栄養も忘れてはいません。「たんぱく質もしっかりとれるように!」「ビタミンもしっかりとれるように!」と卵ケーキやかぼちゃプリンも提供しました。
調理スタッフはオーブンを使い慣れていなかったり、たくさんの量を作るのは初めてなので、何回もレシピ動画を見て作り方を勉強し、試作をしてから本番に挑みました。
「おかわりないの?」という子どもや、「どこで買ってきたの?また子どもに食べさせてあげたい」と尋ねてくるお母さんもいました。

さらに、調理リーダーの得意料理、「ミートソーススパゲティ」を提供しました。カンボジアでスパゲッティは少し珍しい料理です。
お肉、玉ねぎ、にんじん、トマトをじっくり煮込んで作ったミートソースは野菜の甘みがたっぷりで、小さい子どもたちもペロリと食べてくれました。

がんの治療では口から食べ物を食べることはとても大切です。体調が良かったり悪かったり、好き嫌いがあったり、子どもたちの状況は様々ですが、楽しんで食事の時間を過ごせるよう、栄養管理部はこれからも栄養とともに「楽しみ」も届けていきます。

栄養管理部マネージャー 上田彩菜

▼プロジェクトの詳細はこちらから
医療支援 | カンボジア ジャパンハートこども医療センター 栄養管理部

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