活動レポート

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栄養士って何?栄養管理部スタッフに説明会を行いました。

up 2021.04.20

こんにちは!カンボジア栄養管理部の川合菜月です。

栄養管理部には、現在6名のカンボジア人調理師がいます。
この国に栄養士はまだいないので、カンボジアの病院の栄養管理部と言えど、栄養士は日本人の私一人です。

ジャパンハートでは、カンボジア人医療者の育成も大切にしています。
栄養士のいない国ではありますが、栄養の面から患者さんを支えることができる人材を育成することも、この栄養管理部の役割の一つです。

栄養士って何?栄養管理部スタッフに説明会を行いました。ジャパンハート

栄養士って何?栄養管理部スタッフに説明会を行いました。ジャパンハート

ただ、この国にはない仕事を、「他国ではこうやってるから!」と一概に押し付けることは適切ではないと考えています。

私が赴任してから1年間。これまでは、衛生面と基本的な栄養バランスについて指導しながら、“安全で安心な給食”を出すことに注力してきました。
少ない人数で、しっかりと必要な食事の提供が行えるようになった今、次は患者さんの病態に応じて個別の栄養管理に注力していくフェーズに移行していきたいと考えています。

そこで、“病院で料理を作るスタッフとして、どういった意識を持つことが必要なのか”を調理師スタッフと一緒に考えていくべく「病院の栄養ってどういうこと?」というテーマで学習会を行いました。

栄養士って何?栄養管理部スタッフに説明会を行いました。ジャパンハート

ちなみに、調理師と言えど資格があるわけではないので、基本的な栄養を学習しているというわけでもなければ、病院栄養もない国なので、病院だったらこういう知識が必要、といった共通認識もあるわけではないです…基盤は先進国と違いますが、だからこそ私はとてもワクワクします。

内容は、食事と健康にはどのような関連があるのか、三大栄養素と食品グループ、病院としての調理は、“おいしい”だけではなく、患者さんの病態を元に栄養を考慮した献立が必要であること…など。
「栄養」が当たり前ではないこの国だからこそ、どうわかりやすく伝えるのか、はとても難しいところです。

そして、今後栄養士業務を行えるスタッフも育成していきたいと考えていることから、栄養士という仕事についても説明しました。

病院なのにそこから!?と思われてしまうかもしれませんが、今の日本とカンボジアの栄養の発展具合には、50年分くらいの差があります。そこを近づけることはできても、一気に私一人が50年分タイムスリップすることはできません。

スタッフと一緒に、カンボジアらしく、彼らがしっかり続けていける形で発展していけるよう、そばでサポートできたらと考えています。

彼らは今、調理師として日々たくさんの食数をしっかりと作ってくれています。
彼らにとって安全な調理環境で、食べる人にとっても安全で美味しい料理を作ることは、何よりも大切なこと。
たくさんの要望に応えながら、委託業者も使わず、加工済み食品も使わず、全て一から食事を作ってくれるスタッフのことを、心から感謝・尊敬しています。

栄養士って何?栄養管理部スタッフに説明会を行いました。ジャパンハート

今後、ここに栄養の工夫が少しずつ加わっていきます。
私にとっても、彼らにとっても、ジャパンハートにとっても、そしてカンボジアにとっても新しい取り組み。

スタッフとしっかり信頼関係を築き、一歩ずつ進んでいきたいと思っています。

栄養管理部 川合

▼プロジェクトの詳細はこちらから
医療支援 | カンボジア ジャパンハートこども医療センター 栄養管理部

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