活動レポート

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「夢を描き・育てる」子どもたちとスタッフの物語④ ~Dream Trainの現場から~

up 2023.02.07

いつも活動へのご支援をいただきありがとうございます。インターンの永田です。
このインタビュー掲載を見てくれた大学の同級生が「高校生の時にDream Trainへのチャリティーコンサートに参加したことがあるよ!」とメッセージをくれました。

世界中には、様々な壁を乗り越え、夢や希望を育んで大人になっていく子どもたちがいて、そのほとんどは公に語られることはないのだと思います。
私が紹介できる子どもたちはこのDream Trainの一部の子どもたちだけであり、世界中の子どもたちのほんの一部でしかありませんが、前を向いて逞しく生きる子どもたちの姿を少しでも多くの人に知っていただけると嬉しいです。

▼過去のインタビュー記事はこちらをご覧ください。
「夢を描き・育てる」子どもたちとスタッフの物語① ~Dream Trainの現場から~
「夢を描き・育てる」子どもたちとスタッフの物語②~Dream Trainの現場から~
「夢を描き・育てる」子どもたちとスタッフの物語③ ~Dream Trainの現場から~

インタビューの第4弾をお送りします。今回は13歳のヤパシー君にインタビューを行いました。

自己紹介をお願いします。

13歳のヤパシーです。Dream Trainに来て2年になります。今は中学校に通っています。
サッカーが好きで、Dream Trainでのサッカーの授業にも参加しています。

故郷や家族のことについて教えてください。

シャン州東部の出身で6人家族です。姉と妹がいますが、彼女たちは村で生活しています。
Dream Trainには村の友だちと一緒に来ました。村には小学校までしかなかったので、中学校以上に通うためには難しい環境でした。
Dream Trainのことを知って、両親から「あなたが行きたいならば、行きなさい。」と背中を押してもらったのでここに来ることを決めました。

Dream Trainに来てからの生活について教えてください。

ここにきてまだ2年ですが、最初は家族のことを思い出して寂しい気持ちになることもありました。
今でも家族のことを思い出すことがありますが、母に電話で近況報告するときなどは、「ここで元気にやっているから心配しないで。」と伝えています。
母からは「勉強を頑張ってね。」と電話越しに元気づけられています。

Dream Trainでの授業について教えてください。

今、参加している授業はサッカー、ラグビー、リコーダーの授業です。
それぞれの授業で前の授業のときよりも上達してよりうまくできるように頑張っています。
少しずつできることが増えて自分で上達したことがわかると嬉しいです。

毎週欠かさずリコーダークラスに参加するヤパシーくん

里親さんとの思い出について教えてください。

里親さんとは年に2回、手紙のやり取りをします。
僕から里親さんへの手紙では、元気に学校に通っていることと、自分が今頑張っていること、そして将来の夢について書きました。

夢を教えてください。

建築士になることが夢です。ヤンゴンで家などを建てる建築士になりたいと思っています。
村にいたときには持っていなかった夢ですが、物を組み立てたりすることが好きで、建築士になりたいと思いました。
大学入学試験に合格した後、大学で建築の勉強をしたいと思っているので、それに向けて勉強も頑張っていきたいです。

Dream Trainのサッカー練習会にて(前列右から5番目)

恥ずかしがりながら、ゆっくりと質問に答えてくれたヤパシー君でしたが、Dream Trainに来てから様々なものを積極的に見て、興味関心の幅を広げている様子が伝わってくるインタビューでした。

次回のインタビューもお楽しみに!

子どもたちの日々の様子をアップしています。ぜひご覧ください!

Dream Trainインスタグラム
https://www.instagram.com/dreamtrain_yangon/?hl=ja

Dream Train You-Tubeチャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=PCVE0fBt5Ew&t=9s

▼プロジェクトの詳細はこちらから
Dream Train 子どもたちの夢や未来を育む養育施設

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