活動レポート

← 活動レポート:トップへもどる

新たな旅立ち。マポー医師、本当にありがとうございました!

up 2020.10.26

先日、ミャンマー人医師インメイジンハン先生(愛称:マポー)がジャパンハートの活動を終え、新たな旅立ちの日を迎えました。

ジャパンハート ミャンマー人医師 マポー先生の新たな旅立ち。

 いつも何事にも一生懸命に真摯に取り組む姿、患者さんに優しく丁寧に接する誠実な姿が非常に印象的でした。スタッフからの人望も厚く、ミャンマー人スタッフ、日本人スタッフみんなが彼女から多くのことを学び、そしてまた助けられました。

ジャパンハート ミャンマー人医師 マポー先生の新たな旅立ち。

ジャパンハート ミャンマー人医師 マポー先生の新たな旅立ち。

 彼女は幼少期、学校に行くことができず路上でお花を売っている同世代の子どもたちを見て、自分の環境がいかに恵まれているか、この環境に感謝して努力し続けなければならないと思ったそうです。決して今いる立場や環境におごらず、謙虚に感謝の気持ちを持ち、常に学び続けるその姿勢に多くのスタッフが影響を受けたのではないでしょうか。

 また、10代の頃に日本で生活した経験のある彼女は、日本語が堪能で日本人の生活や文化にも理解が深く、日本人スタッフとミャンマー人スタッフの大きな架け橋となってくれましたし、外国で生活するという中で、日本人の大きな心の支えとなってくれていました。

わたしもそのうちの一人です。

 医療のことやミャンマー語のことミャンマーの文化など多くのことを教えてもらいました。彼女の患者さんに向き合う姿勢、常に前に進み続ける姿勢をそばで見ていて、はっとさせられることも多くありました。わたしが壁にぶつかったときには話を聞いてもらいました。趣味の話をしたり、料理をしたり、おいしいものを食べたり、楽しい時間もいっぱい過ごしました。

ジャパンハート ミャンマー人医師 マポー先生の新たな旅立ち。

マポーと一緒に過ごした日々は本当に楽しく充実していました。マポーがいなくなってしまったらどんなに心細くて、寂しいだろうか…

かねてからの夢であった研究という道に彼女はこれから進みます。
ミャンマーの子どもたちのために何かをしたいと語る彼女を見ると、
「ああ、彼女のような人たちがミャンマーの明るい未来を創っていくのだなあ」
と希望に満ち溢れた気持ちになります。

 ここでの活動を終えてしまうことはとても寂しいですが、これからも前に進み続ける彼女を笑顔で見送りたいと思います。そしてわたしも負けないよう、恥じないように前に進み続けたいと思います。

マポー、これからもあなたはジャパンハートの大切な仲間です。
ここはいつまでもあなたの居場所だから、またいつでも元気な顔を見せに来てください。
いつもみんなでマポーのこと、応援しています。
本当に、いままでありがとうございました。

加藤 まどか

▼プロジェクトの詳細はこちらから
医療支援 | ミャンマー ザガイン管区ワッチェ慈善病院での診療・手術

Share /
PAGE TOP