活動レポート

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通訳として初めて参加したフォローアップ活動

up 2023.02.07

このレポートは、ラオス事業部スタッフのジュディさんが日本語で書いてくれた原文、ほぼそのままで掲載しております。
彼女が一生懸命書いてくれた文章をぜひお楽しみください!
海外事業本部 杉山

サバイディー!ラオス事業部、広報兼日本語通訳担当のジュディです。2022年9月末にジャパンハートに入職しました。
ジャパンハートの一員となる前は、ラオスの実習生の日本語教師をしていました。
日常生活で使われている日本語を理解できるようにするために日本語を教えていましたし、それができていました。

しかし、ジャパンハートで仕事をするようになった時、患者さんと、日本人の看護師と医師の会話を理解し、翻訳できるようになるためには、医学的な言葉をたくさん学ばなければなりませんでした。
ラオス語の中には以前知らなかった言葉もあったので、私にとっては大変なことでした。
ですから、日本語とラオス語の意味を理解するために、いつも以上に努力しなければなりませんでした。
でも、看護師さんをはじめとするスタッフの方に少しずつ仕事のことを教えてもらい、私自身も少しずつ仕事のことを理解してきました。

入職から2カ月後に、ウドムサイ病院の甲状腺患者のフォローアップ活動に始めて参加する機会がありました。
その時に私は、患者さんと日本人看護師の通訳を担当しましたが、実際に働くことはまだ困難でした。
通訳は、患者さんが言った言葉と一致する意味に合わせて翻訳をしなければいけません。
なぜなら、症状などを間違った場合には、医療スタッフの診断にも間違いが出てしまうからです。

そのため、患者さんの通訳をするときは、ゆっくりと、はっきりと、患者さんの理解度を考慮して話さなければなりませんでした。
語学力の向上だけでなく、患者と看護師の間で通訳しながら、甲状腺用薬の種類や投与方法も覚えておかなければなりません。
薬の数え方を時々忘れてしまったり、慌ててしまってやらなければいけないことが抜けてしまったりと、初めてなので色々と間違えました。

最初は2つのことを同時にすることでかなり混乱しましたが、患者さんに対する薬の数え方や、薬の管理方法を教えてくれた看護師さんに感謝しながらそれを学んでいくうちに、徐々に面白いと感じました。
また、フォローアップ活動をする時は、患者さんの通訳やチームのお手伝いをしなければならず、広報としても患者さんの診察の雰囲気を写真で撮らなければならないこともありましたが、忙しくて活動の写真や動画を撮れないこともあり、混乱することもありました。

ただ、嬉しかったこともあります。私は父が医者で、私も子どもの頃から父のような医者になりたいと思っていました。
実際になることはできませんでしたが、ジャパンハートに来て、患者さんのフォローアップ活動に参加したり、患者さんと話したり、ジャパンハートと共に患者さんのお手伝いをしたりすることで、私の夢が少しだけ実現しました。
患者さんを診察したら、助けてくれてありがとうと言ってくれるし、患者さんの心からの笑顔は、いつも楽しく活動するための素晴らしい力になります。 

フォローアップ活動に参加した結果、多くのことを学びました。
患者さんをより一層支援し、助けることができるように、私自身も自己啓発や語学力の向上を止めず、患者さんの診察や組織のあらゆる活動ができるだけ成功するように頑張っていきたいと思います。

ラオス事業部 広報・日本語通訳
ジュディ

▼プロジェクトの詳細はこちらから
ラオス | 北部・ウドムサイ県での甲状腺疾患治療事業並びに技術移転活動

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