活動レポート

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ウドムサイでの医療活動を通して実感したこと

up 2021.02.25

ジャパンハートラオス事業のBigです。
2021年1月25日に行われた、ウドムサイ県での甲状腺疾患診療活動に同行して感じたことを、今回はご報告したいと思います。

このウドムサイでの医療活動ですが、本来ならば月に1回以上は診察を行うことになっています。しかし、ウドムサイ病院の担当医の都合がどうしてもつかず、12月の実施が出来ずにいたため、今回は2か月振りの診療日となりました。その結果、患者さんの検査や与薬が出来ず、1カ月間辛抱していただくことになってしまいました。

そうして迎えた今回の診療活動。早朝から、たくさんの患者さんが病院に集まっていました。ある患者さんは、「私の薬は、2週間前に飲み切ってしまった。」と話してくださいました。それほどまでにお待たせしてしまったことを心苦しく思いながらも、診察は1人1人順番にしか行えないため、順番に並んで待ってもらうことになりました。

「早く早く!」と押しかけられても仕方ないと思っていたのですが、私たちからの説明を聞いた患者さん達は、安心した様子で私たちに笑顔を向け、静かに自分の番を待ってくださっていました。
合計25名の患者さんの診療活動を通して、彼らの安心した笑顔を見た時、私はこの仕事のやりがいを改めて感じました。

ジャパンハート ウドムサイでの医療活動を通して実感したこと

また、患者さんと接して改めて、ラオスの患者さんたちは私たちの活動を本当に待ち遠しく思ってくれており、頼ってくれているのだと感じました。そしてこの活動がないと彼らは、薬を飲むことすらできないということを再認識し、この活動の意義を今一度感じました。
そして、この活動は皆様のご支援があってこそ成り立っています。患者さんたちの健康を皆様が支えてくださっているのです。その想いを改めて抱き、感謝の気持ちでいっぱいになりました。心から感謝申し上げたいと思います。これからも、ご協力いただければ幸いです。

ジャパンハート ウドムサイでの医療活動を通して実感したこと

さて、私たちはこの機会に、現地で診療活動を行ってくれているDaochan先生にインタビューをしました。北部地方の多くの方々が抱えている甲状腺疾患とはどんな病気なのか。どのような治療をするのか等を、Daochan先生に説明していただいております。日本語ではないのですが、英語字幕付きの動画をラオス事業のYouTubeチャンネルに載せていますので、是非ともご覧ください。

さらに1月25日の内科診療の様子が、ビエンチャンのテレビ番組である「Vte9Channel」で宣伝されました。そちらは残念ながらラオス語だけですが、下記からご覧いただけますので、興味のある方はご覧ください。

次の内科診療では患者さんに焦点をあて、治療後の気持ちなどをインタビューする予定です。お楽しみに!

取材:Big(ジャパンハートラオス・国内広報担当)
日本語訳:平田うらら(ジャパンハートラオスインターン・国際広報担当)
編集:杉山智哉(ジャパンハートラオス事業代表)

▼プロジェクトの詳細はこちらから
ラオス | 北部・ウドムサイ県での甲状腺疾患治療事業並びに技術移転活動

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