活動レポート

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介護崩壊を防ごうとする、強い想いを受けて。

up 2020.06.24

ジャパンハートは、長崎県でコスタ・アトランチカ号の乗組員に対して医療支援活動を行った経験を活かし、感染拡大の第2波、第3波に備え、全国の介護福祉施設の職員の方々向けに、医療チームを派遣しPPEの着脱指導および、施設内のゾーニング(空間分離の方法)指導を継続的に実施しています。

▼活動概要はこちら
新型コロナウイルスと闘う人々を支え、医療崩壊を防ぐ

本プロジェクトメンバーとして、福祉・介護施設を訪問した小林看護師からのレポートです。

私たちは、介護崩壊を防ぐことを目的として、全国の介護福祉施設を訪問しています。
私たち自身も、感染症専門のドクターやナースではありませんが、長崎県でコスタアトランチカ号の救護活動に参加した際に、感染症専門のドクターからPPEの着脱技術や現場でのゾーニングなどを学び、実践していました。

私はそこで学んだ知識や技術を生かして、介護崩壊を防ぐために尽力している施設の方々の力になれればと思い、チャンポン大作戦に参加させてもらっています。
介護施設や社会福祉施設と一言に言っても、建物の構造や利用者さんの特徴は様々で、感染対策の方法も施設ごとに変わってきます。施設によっては、認知症の利用者さんが多かったり、知的障害や発達障害を持つ利用者さんがいたりして、なかなか感染対策を取れない環境に置かれている施設も少なくありません。だから、チャンポン大作戦では、施設に実際に足を運び、それぞれの施設に合った感染対策を一緒に考えることを大切にしています。

介護崩壊を防ごうとする、強い想いを受けて。

そんな中、全ての施設で共通していると感じたことがありました。それは施設で働く方々の介護崩壊を防ごうという強い想いです。どこの施設の方々も、利用者さんやスタッフの安全を考え、その施設で出来る対策を必死に実行していました。しかし、医療の現場と違って医療者が少ない分、実施している感染対策が十分なのか、やりすぎなのかなどの疑問や不安を解消することが出来ない施設が多く存在していました。また、感染対策に使用するガウンやフェイスシールドなど、物品の調達が困難な施設もたくさんありました。
そういった施設での感染対策や防護服の着脱のレクチャーを行うことで、知識の再確認ができたり、今あるものでの感染対策の方法を一緒に考えたりすることができます。

介護崩壊を防ごうとする、強い想いを受けて。

この活動はまだ始まったばかりです。チャンポン大作戦のメンバーは介護崩壊を防ぎたい、現場で頑張ってる方々の力に少しでもなりたいという思いで活動しています。まだまだ反省点もたくさんありますが、これからも少しでも多くの施設で働く方々の力になれるように頑張っていきたいと思います。

本活動は、公益財団法人風に立つライオン基金様から委託を受けて実施をしています。
お問い合わせは、公益財団法人風に立つライオン基金様へお願いいたします。

▼プロジェクトの詳細はこちらから
国際緊急救援(iER) | 新型コロナウイルスと闘う人々を支え、医療崩壊を防ぐ

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