活動レポート

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寺岡看護師のレポート / 札幌市クラスター対策医療支援活動
up 2020.11.27

北海道札幌市内における新型コロナウイルスのクラスター多発発生に伴い、ジャパンハートコロナ支援対策チームは11/13より現地での活動を開始しました。

チーム内でクラスター発生施設数カ所に分かれ、私は11/18より高齢者福祉施設での支援に入っています。当該施設では職員内にも陽性者が出ているため、まずはそれに伴う休職者などの穴を埋める目的で看護師として支援を開始しました。

利用者のうちコロナ陽性者が半数近くを占め、クラスター発生直後は悪化していく病状への対応や医療機関への搬送に追われ、職員によると「ずっとパニック状態だった」とのことでした。元々人手不足であった中、本件発生にあたり24時間勤務を余儀なくされたり、非常に職員の負担は大きかったとのことです。

現在は全員ではないもののほとんどの陽性患者の他施設への搬送が完了し、少し落ち着きを取り戻してきた状況です。しかし今も濃厚接触者に当たる方が多数いるため、施設内ほとんどがレッドゾーン扱いとなっており、その中でケアにあたる職員はガウンやフェイスシールド、手袋など個人防護具を着用した上で仕事をしています。

本施設での初めての勤務は夜勤でした。17時30分~翌9時までの勤務で、21時からは看護師1人体制となります。陽性者もいる中で、体調に変化がある方はいないか、細心の注意を払っての勤務となりました。

クラスター発生直後は職員も含めて全体で体調悪化なども頻発した中で、勤務する職員の負担は精神的にも肉体的にも非常に大きかったことが伺えました。

なぜなら、施設内ほとんどがレッドゾーンという状況で、職員は長時間個人防護具を身に着けていないといけない状況であり、ガウンによって蒸れる体や、汚染してしまうため迂闊に自分の顔にも触れないという状況は想像以上に不自由だったからです。

また、利用者さんとコミュニケーションをとるにあたり、こちらの表情が伝わらないため、不安感を与えることの無いよう出来るだけ明るい声で声をかける・身振り手振りを大きくするなど、コミュニケーションの方法にも工夫が必要な状況でした。 その中で、先述したように職員の負担はもちろんですが、施設自体を生活の場としている利用者にとっても、自分の家の中が自由に行き来できない、マスクやガウンを身に着けた物々しい様子の職員が歩き回っている・話しかけてくるという状況は不自然であり、気持ちも休まらないのではないかと感じました。

どの業種、どの年代、どの立場においてもコロナウイルスは私たちの仕事、生活、体、心など、色々な方面から忍び寄り、害を及ぼします。そのような状況の中で疲弊している方々の力に少しでもなれるよう、引き続き支援を進めていきます。

寺岡看護師のレポート / 札幌市クラスター対策医療支援活動

ジャパンハート 国際看護師研修56期生
看護師 寺岡

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