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加部看護師レポート/令和2年7月豪雨 緊急救援
up 2020.08.31

避難者の方と看護師の適切な距離とは?

私は8月6日に熊本県八代市の避難所に入りました。その時点では170名ほどだった避難者の方も、8月下旬現在では100名程まで減少しています。

私は、健康相談や内服の摂取状況・血圧管理などを主に行っていました。避難所での災害支援に携わるのは今回が初めてで、つい病院での業務のように色々介入しすぎてしまう傾向にありました。他のスタッフから「ここは病院ではないし、皆さん自立している人達だからあまり介入しすぎないように」という言葉をもらい気付かされました。
血圧測定という行為一つでも、病院とは違い避難者の方の自立を妨げないようにする必要があります。

その線引きがとても難しく、戸惑いもありました。しかし、今後避難者の方にとって何が一番いいのかということを考えた時、基本は全てご自分でやっていただく、それでも困っている時に対応する、ということを心がけることができました。
私達看護師はずっと避難所にいるわけではありません。それでも避難者の方はまだまだ避難所での生活が続きます。
私達がいなくなっても、避難者の方が困らないような関わり方が必要だということを考えさせられました。

避難者の方との適切な距離感とは?加部看護師のレポート /令和2年7月豪雨 緊急救援

同じ看護師であっても活動する現場によって関わり方が様々だということを痛感しました。
遠すぎず、近すぎずの距離を保ちながらも気軽に頼っていただけるような存在でありたいと思いました。

そして8月23日からは熊本県人吉市の避難所での活動に参加しました。
今回避難所は2カ所目でしたが、避難所によって提供される食事の内容や物資などが異なることが印象的でした。

人吉市の避難所は、被災地が近く、八代市に比べて年齢層が低いこともあり、自宅の片付けによる怪我や体の痛みを訴える方が多い現状です。長引く避難所生活や、暑い中での作業でストレスや疲労の溜まっている方も多く、そういった心境を打ち明けてくれる方もいます。私達はそれを聞くことしかできませんが、笑顔でお礼を言って戻られる避難者の方にこちらが元気をもらっています。

避難者の方との適切な距離感とは?加部看護師のレポート /令和2年7月豪雨 緊急救援

体だけではなく、心の手当てもできるような関わりを続けたいです。

避難者の方との適切な距離感とは?加部看護師のレポート /令和2年7月豪雨 緊急救援

看護師  加部千亜紀

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