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本活動を終了いたしました/新型コロナウイルスの院内感染が発生した「武蔵野中央病院」への医療支援活動
up 2020.08.19

日本の宝となる看護師を育てる

本活動を終了いたしました/新型コロナウイルスの院内感染が発生した「武蔵野中央病院」への医療支援活動

ジャパンハートは、新型コロナウイルス感染症の院内感染が発生していた「武蔵野中央病院」に対し、医師1名、看護師6名、ロジスティックス1名でチームを構成し、2020年6月5日(金)から医療支援活動にあたっていましたが、7月31日をもって活動を終了いたしました。

本活動を終了いたしました/新型コロナウイルスの院内感染が発生した「武蔵野中央病院」への医療支援活動

武蔵野中央病院では、院内感染が発生したことにより、一部の人材派遣会社が出勤を見合わせたり、濃厚接触者と特定されたスタッフが感染症拡大防止のため自宅待機となったりしたため、圧倒的な人員不足に陥っていました。

レッドゾーンには、東京都の看護協会から感染対策チームが入り、ゾーニングをはじめ様々な対策が講じられていたものの、そもそもの人員不足に加え医療物品の不足、さらには、毎日のようにかかってくる非難の電話が鳴りやまず、メンタルケアの専門家も入ってはいましたが、予想以上に病院スタッフが過酷な状況に置かれていることを目の当たりにしました。

「私たちにできることは何か……」

それは、病院全体が深刻な人材不足に陥っていることをよく理解したうえで、“ジャパンハートは病院スタッフをサポートするために現地入りする”ということ。
それを看護師同士で確認し合い、院内感染が起きている病棟以外の病棟での活動を行いました。

本活動を終了いたしました/新型コロナウイルスの院内感染が発生した「武蔵野中央病院」への医療支援活動

本活動を終了いたしました/新型コロナウイルスの院内感染が発生した「武蔵野中央病院」への医療支援活動

活動を行う中で、
「ここは古いやり方だから、新しく入ってきた人は抵抗を示す方が多いのですが、ジャパンハートの看護師さんは、ここのやり方をすぐに覚えたり、スタッフとすぐに打ち解けたりと、今までになかったタイプの看護師さん達ですね。若いのに本当に凄いですね」
……といった、お褒めの言葉をいただくことがよくありました。

特別なことをしているわけではないのですが、ジャパンハートの看護師は、「まずはその場所の方法を受け入れる」「尊重する」ということの大切さを、離島・へき地、そして途上国での研修で身に付けます。今回の現場でもそのスタンスが発揮できたのだろうと思います。場所は違えど、求められることの根本は同じだということが分かりました。

時間の経過と共に新規感染者が出ることも少なくなり、病院全体が落ち着いてきました。入浴回数など減らしながら何とか業務を回していましたが、スタッフさんも戻ってきて、徐々に通常の形を取り戻しつつあります。

6名の看護師が活動を続けてまいりましたが、人数を減らしていき、約2カ月間にわたる医療支援活動を終了いたしました。

その後、武蔵野中央病院看護部長様から、下記のような温かいお言葉をいただきました。
一部抜粋して紹介させていただきます。

先日職員に支援ナースを迎え入れたことに関する意見を寄せてもらいました。
ジャパンハートの皆様には、「外部からの目が、院内を変えていくということを実感しました」
「仕事に対しての姿勢に学ぶべきものが多くあったと思います」
「若いナースたちとともに働いたスタッフは、(この経験を)今後の自らの働き方・姿勢に生かしていけることを期待しています」
など沢山の意見が寄せられていました。
私たちが受けた支援は、単なる労働力ではなく、精神的な支えや仕事に向かう姿勢を振り返る機会の提供など、考えていたよりずっとおおきなものでした。ありがとうございました。

ジャパンハートの看護師育成プログラム

ジャパンハートには「国際看護師研修」という看護師育成プログラムがあります。
プログラムの理念は「日本の宝となる看護師を育てる」というものです。
離島・僻地・途上国という、インフラや物資などのあらゆるものが制限された中で、知識や技術だけにとらわれず、まずは人としての成長を促し「人間力」を育てていきます。

今回、武蔵野中央病院に医療支援に入らせていただいた看護師は、国際看護師研修の研修生がメインでした。

病院の看護部長様からいただいたお言葉を聞き、私たちが目指してきた看護師育成が、少しずつではありますが形作られているのではないか、と感じました。

新型コロナウイルス感染症拡大の収束が見えず、看護師のニーズは高まるばかりですが、こんな不安定な状況だからこそ、日本を、世界の医療を救うのは、単に知識・技術が優れた看護師ではなく「人間力」の高い看護師だと感じております。

弊団体の理念をご理解いただき受け入れてくださった武蔵野中央病院の皆様に感謝すると共に、これからも、どのような状況でも、どのような場所であっても、現場で求められることを遂行し活躍できる「日本の宝となる看護師を育てる」こと、人材育成を止めることなく前進させることの重要性を再認識しています。

ジャパンハート グローバル人材育成事業
看護師 宮田

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国際緊急救援(iER) | 新型コロナウイルスと闘う人々を支え、医療崩壊を防ぐ
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海外医療・国際協力ボランティアサイト

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