活動レポート

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【能登半島地震 災害支援・対策(iER)】5月おしゃべり喫茶開催 in 能登町・輪島市門前地区/三井地区

up 2025.05.27

5月22日~26日にかけて、石川県能登町、輪島市門前地区、三井地区でサロン活動を行いました。2024年6月から開始した月に一度のサロン活動も今回で12回目を迎えました。

今回はカフェ会場への来場105名、ご自宅への訪問33名、合わせて138名の住民の方々とお会いすることができました。

サロン活動を続けてきて「最近新しい家の基礎工事が始まった」「地元近くの仮設住宅に引っ越して来た」と生活再建が進んでいるという声が聞こえる一方で、生活環境の変化やそれに伴うストレスが原因とされる高血圧、高血糖や認知機能の低下といった心身の問題を抱えている方も少なくないと改めて実感しました。

このような現状に対して、ジャパンハートの関わりも住民一人一人の方がセルフケアを高め健康的に日常生活を送られることを目的とした関わりへとシフトしています。

今回のサロンでは健康チェックシートを用いて、血圧測定や食生活、運動習慣について住民の方ご自身の状況を評価していただき、一緒に現状の把握を行いました。

【能登半島地震 災害支援・対策(iER)】5月おしゃべり喫茶開催 in 能登町・輪島市門前地区/三井地区

客観的に自分の状態をみることで「自分ごと」として考えられている方が多く、住民の方自身から「手が不自由で血圧を測れないと思っていたけど、こうやったらできそうだからやってみます」「まずは週に3日くらいなら散歩できそうです」など主体的な言葉が聞かれ、わたしたちもとてもうれしく思いました。

また従来のサロン活動に加えて今回初めて、地域の方々が行っているサロン活動に共催という形で参加し、会場の一角で看護師による健康相談を行いました。

【能登半島地震 災害支援・対策(iER)】5月おしゃべり喫茶開催 in 能登町・輪島市門前地区/三井地区

メインは地域の方主催のサロンとしながら、ご不安のある方にはジャパンハートの看護師がご相談にのるという形です。
健康相談コーナーにはたくさんの方が来られ、血圧測定をしたり、高血圧や熱中症に対する指導を熱心に聞かれたりしていました。

一方で「輪島かるた」という地域の名所や文化などを紹介するかるたを囲み、和気あいあいと昔話に花を咲かせている方々が多かったのも印象的でした。

【能登半島地震 災害支援・対策(iER)】5月おしゃべり喫茶開催 in 能登町・輪島市門前地区/三井地区

発災からまもなく1年半を迎える今、自ら取り組まれているコミュニティ再建のための活動を阻害しないよう、地域の主体性を尊重した関わりを大切に、支援を行っていきます。

地域により抱える問題や生活再建の度合いも様々、それぞれの現状に合ったよりよい支援の形を模索しながら、これからも活動を続けて参ります。

ジャパンハートが行った能登半島における支援

ジャパンハートでは能登半島地震の緊急救援活動として、2024年1月4日から4月20日までの間に避難所と診療所への看護師常駐、輪島市門前地域の避難所巡回診療を行ってまいりました。
現在は、地域の保健士さんと連携し、仮設住宅に入居されている方々のコミュニティづくりの促進や潜在的な健康問題(医療、介護、福祉面)の拾い上げを目的とした短期イベント(サロン活動)を定期的に実施しています。
サロン活動の裨益者数が2025年1月にはのべ1000名を超えました。
引き続き実施して参りますのでご興味がありましたらお問い合わせください。

令和6年能登半島地震 緊急支援活動のご寄付について

皆様のあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。
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ジャパンハートの災害支援・対策(iER)

ジャパンハートの災害支援・対策iER(International Emergency Relief)では、国内外で発生した大規模災害に対応し、緊急医療支援を実施しています。
■2011年3月~2014年3月 東日本大震災緊急支援
■2016年4月 熊本地震緊急救援
■2020年4月~2022年9月 新型コロナウイルス感染症緊急救援
■2021年8月 令和3年8月豪雨災害緊急支援
■2022年9月 台風14、15号緊急支援台風
■2023年7月 令和5年九州北部豪雨緊急支援

今後も現場の支援ニーズを見極めながら、救援活動を継続的に実施していく予定です。
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