活動レポート

← 活動レポート:トップへもどる

【災害支援・対策(iER)】第31回日本災害医学会 活動報告

up 2026.04.14

2026年3月19日から21日にかけて、新潟県にて開催された「第31回日本災害医学会」に災害支援・対策セクション(IER)スタッフもボランティアの皆さんと一緒に参加しました。
日本災害医学会は医師、看護師をはじめ災害支援活動を行っているNPOや企業など様々な職種の方々が毎年2000名規模で参加され、学術的な学びを深め合う学術集会です。
ジャパンハートからも、昨年のミャンマー地震支援の活動や令和6年能登半島地震支援として行っている訪問リハビリ活動についての発表を行いました。

今大会は新潟開催であるということ、発災から10年という節目ということから、中越地震/中越沖地震や熊本地震関連セッションも多く、過去災害からの体験や学びが現在の災害医療に繋がっているということを実感しました。
「災害を科学する」というのが今大会のテーマ。災害を科学的に見つめることで経験と検証を繰り返し、人材育成、社会システムや資機材開発など、来たる次の災害に向けて多職種が連携して社会実装を目指し、防災・減災につなげていく最先端を垣間見たように感じました。
災害医療は発災時以外は実践の場が限られており、自分自身の知識やスキルのアップデートに課題を感じていましたが、災害医学会に参加することで様々な情報をキャッチアップすることができ、非常に刺激的で学びの多い体験ができました。

ジャパンハート 災害支援・対策 医療

その中でも特に印象的だったのは、「災害地では急性期を脱した後も経年的に二次的健康被害が増加する」という内容です。災害関連死の一因であるエコノミー症候群についての研究発表では、震災後数年経っても血管性疾患が増加、特に若年層の血管疾患が非災害地域よりも増加しているということをデータとともに示されていました。
現在IERでも、令和6年能登半島地震後の健康障害を懸念し、地域保健師と連携のもとサロン活動や看護師/リハビリ訪問など中長期的な活動を続けています。その中でポータブル診療機器を使用した健康チェックも行っており、疾患リスクの高い方を地域診療医に連携しています。
災害からの復興には長い時間がかかります。多くの支援が入る急性期支援だけでなく、長期にわたる復興期を支えていく支援も非常に意義のある活動であると再認識することができました。

ジャパンハート 災害支援・対策 医療

また、大会展示場にて団体紹介のブースを出展し、ジャパンハートの災害支援やボランティア登録についてたくさんの方々にご紹介をさせていただきました。
「ジャパンハートのことは気になっていた」「海外支援にも興味がある」「今もまだ支援活動に参加できるのですね」などのお声をいただくとともに、「自社製品が災害支援に活かせるのでは」「自分たちの団体も新たな支援活動ができないか模索している」など、同じ場で出展している企業様や他団体様と意見交換をすることもでき、非常に良い機会となりました。

3日間の参加を通じて、学術的な知見だけでなく、実践に活かせる多くの学びを得ることができました。災害に関わっていると急性期の支援活動にフォーカスしてしまいがちですが、平時から自分たちの支援活動をしっかりと振り返り、より質の高い支援につなげていくことも着実に行ってきたいと考えています。

ジャパンハート 災害支援・対策 医療

 

災害ボランティア募集

ジャパンハートでは災害ボランティアを募集しております!
年に2回、登録のための研修会を開催していますので、直近の日程については以下をご参照ください。

▼研修申し込みページ
https://www.japanheart.org/join/event/explanation/ier-training.html

なお、研修のお申込み前に、説明会へのご参加を推奨しています。

▼直近の説明会申し込みページ
https://www.japanheart.org/join/event/explanation/disaster-volunteer-2.html

皆様のご参加をお待ちしております。

Share /
PAGE TOP