活動レポート

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【精神科病院COVID-19対応セミナー】~第4波に備えて今できること~

up 2021.07.20

これから来るであろうCOVID-19第4波に備えて私たちの知見の共有をできたら少しでも感染拡大の抑制に役立てるのではないか?との思いから、第3波が収束しつつある2020年3月に【精神科病院COVID-19対応セミナー】~第4波に備えて今できること~を企画をしました。

しかし残念なことに、セミナーが開催された5月26日は既に第4波が全国で急速に拡大し、全国の医療機関がひっ迫している状況での開催となりました。

精神科病院関係者というかなり対象を制限した中のセミナーではございましたが、全国的にクラスター発生に対し不安を抱える病院・施設関係者の方々からお申し込みをいただきました。最終的には37の個人・法人の皆様にご参加をいただきました。

セミナーでは、実際にクラスター現場で活動したジャパンハート看護師から精神科病院や障がい者福祉がCOVID-19対応病院へ転院できず各施設や病院で急性期治療からお看取りまでを行わなければならないという実際の活動内容や、実際にクラスターを経験した病院の看護部長様お二人をお招きし対談方式で、現場のリアルをお話しいただきました。

対談後の質問コーナーでは、Zoomイベントとは思えないほど積極的な質疑応答が繰り広げられ、時間が足りなくなるほど盛況なセミナーとなりました。

セミナー後のアンケートでも多くの病院・施設関係者様から貴重なお言葉をいただきました。
特に多かったのは、一般病院でのCOVID-19感染対策の情報は多く出ているが、精神科、認知症高齢者、障がい者など感染対策への理解が得にくい方々への感染対策の難しさや実際。支援に入る側の声だけではなく、受援側(支援を受け入れる側)の声が聞けたことがとても有意義だったことなどの言葉がありました。

私たちジャパンハートは今回の活動も医療が届きにくいところへ医療を届ける活動の一つと認識しております。
これまで70か所以上の病院・施設から支援要請をいただいたことからも、日本でも医療が届きにくいところが、まだまだたくさんあることがわかります。

現在東京を中心として全国的に感染者が増加し、巷では「第5波が来ているのでは?」と騒がれています。

ジャパンハートCOVID-19対策チームはこれまでの知見を活かし、これからも「医療が届かないところに医療を届ける」活動に邁進していきます。

ジャパンハート看護師 宮田

▼プロジェクトの詳細はこちらから
国際緊急救援(iER) | 新型コロナウイルスと闘う人々を支え、医療崩壊を防ぐ

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