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熊本「みつば学園」クラスター支援 加藤看護師からのレポート

up 2021.03.22

熊本県葦北郡にある障がい者支援施設「みつば学園」でクラスターが発生し、令和3年1月27日から2月14日までの期間、支援活動を行いました。
私が支援活動を開始したのは2月2日からでした。最初にジャパンハートの他の看護師が1名活動をしていましたが、DMATや対策本部がなく感染拡大もあり私が追加派遣されました。

みつば学園は障がい者支援施設であり、医師の常駐がおりません。医師が常駐していない場所に派遣されるのは初めてであり、利用者さんの状況を確認して判断するのは全て看護師でした。すぐに相談できる医師がいないということ、全て自分たちが判断しないといけない状況はとても不安でした。

日常を知らない中で、自ら訴えることも出来ない利用者さんの医療の必要性を判断するのは困難であり、職員の方々に話を聞きながらバイタルサインなどの客観的評価と共に判断しました。幸いにも、保健所や県庁と連携が確立出来ていたため、病院への受診や入院の調整が可能でした。

入院時には自分で歩いてた方も、病院で急変し人工呼吸器を使用することとなりました。それを聞いた時は「悪くなる前に早く病院に連れていけて良かった」と心から思いました。コロナは状態が急激に悪化する場合もあります。みつば学園は看護師が1名しかおらず、施設内での点滴や酸素投与が出来ないため入院環境が整った場所に転院するのが利用者さんや職員にとっても安心・安全につながるのだと感じました。

今回追加派遣ということで、別の看護師が既に活動している中に入って支援しました。私が活動開始時には職員や利用者さんとの関係性が出来ている仲間を見て、自分に何が出来るのか?、何をすれば良いのか?を必死に模索していました。

その中でも大変な状況下でしたが職員の方々がとても優しく接してくれて私も徐々に打ち解けていけました。最終的には私を含めて3名の看護師で支援することとなり、一緒に活動する仲間の姿を見て学ぶことがとても多かったです。

最終日には施設内も徐々に活気を取り戻し、活動の合間に職員の方々と「あの時は必死だったよね〜」「あの時は辛かったね〜」などと思い出を語る場面もありました。

今回支援活動を行う中で「現場の声を聞いてくれてとても嬉しかった。訳も分からないまま支援するのが本当に辛かった」と職員の方に言われました。クラスターの発生当初はどうしたら良いのか分からず、慣れない感染対策をしながら対応していたと思います。

その中で理由も分からず対応するのが苦しかったのだと想像でき、その時に支援に入れていなかったのが悔しかったです。

どうやったらクラスター拡大を食い止めることができるのか?

現場で対応にあたる職員の声を聞き、拾い、それを繋げて活動することが重要であると改めて学ばせていただきました。

下の写真はみつば学園の食堂に勤務する職員が節分の時に描いてくれた「コロナ撃退」のための絵葉書です。昼食時に職員1人1人に配られました。職員が一丸となって終息に向けて頑張っており、これを貰った私も一緒に頑張ろうと思えました。

今回のクラスター支援を通して、学ぶことはとても多くありました。みつば学園の皆様と一緒に活動した経験は、今後も続く支援活動する上で大切な経験となりました。少しでも皆様のお役に立てるように今回学んだことを活かして活動していきます。

ジャパンハート看護師 加藤夏美

▼プロジェクトの詳細はこちらから
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