活動レポート

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【災害支援・対策(iER)】高知県総合防災訓練

up 2025.07.18

ジャパンハート災害支援・対策セクションは、令和7年6月1日(日)、高知市で行われた「高知県総合防災訓練」に参加しました。
この訓練では高知県内で大きな地震や津波が発生した際に、関係機関がそれぞれ連携しながら医療活動を行い、実際の災害に備えて事前の課題解決を行うことが目的です。

今回の訓練は、以下のような場面を想定していました。
• 大きな地震が起き、たくさんの怪我人が発生している
• 津波で病院や救護所が使えなくなり、仮設の医療施設を使う
• 避難所では、軽症者や高齢者など要支援者への対応が必要

訓練は大きく分けて医療救護所エリアと避難所エリアで行われました。
ジャパンハートは避難所エリアの担当として、保健師チームを司令塔に福祉チームDWATと連携のうえで、傷病者の状態把握、医療が必要な人のスクリーニングと医療救護所への案内、報告書を使用した情報の引き継ぎなどを行いました。

訓練には多くの学生ボランティアが傷病者役として参加し、日本赤十字社や高知DMATなど他団体も多く参加していたことから、実際の災害現場に近い体制での訓練となりました。

訓練を通して感じたこと

■ 別チームとの協力の大切さと難しさ
避難所エリアだけでも高知市の保健師チームやDWATなど、多くの人が関わり全員で協力することの大切さを学んだと同時に、複数のチームと協力する際の引継ぎの方法やそれぞれが収集した情報の整理に難しさを感じました。
また、目の前のことに集中するあまり俯瞰的な目線や次の一歩を見据えた動きが出来ずにいたので、現場の勢いに埋もれず一歩引いて考えることの大切さを学びました。

■ 災害地における状況理解と柔軟さ
災害時におけるチーム間の連携だけでなく、その場で自身の役割を的確に理解し、臨機応変に対応する力の重要性も実感しました。
限られた時間と資源の中でいかに的確な判断と行動ができるのか研修を通して、平時からの備えの大切さを再認識しました。

訓練自体は3時間ほどでしたが、災害が起きたときに必要な対応や連携の仕方を実際に体を動かしながら学ぶことができ大変貴重な経験となりました。
ジャパンハート災害支援・対策セクションでは、登録ボランティアの協力のもと、、今後もこのような訓練に積極的に参加し、実災害の現場でより良い支援に繋げられればと考えています。

災害支援・対策セクション  飛田智子

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ジャパンハートの災害支援・対策(iER)

ジャパンハートの災害支援・対策iER(International Emergency Relief)では、国内外で発生した大規模災害に対応し、緊急医療支援を実施しています。
■2011年3月~2014年3月 東日本大震災緊急支援
■2016年4月 熊本地震緊急救援
■2020年4月~2022年9月 新型コロナウイルス感染症緊急救援
■2021年8月 令和3年8月豪雨災害緊急支援
■2022年9月 台風14、15号緊急支援台風
■2023年7月 令和5年九州北部豪雨緊急支援

今後も現場の支援ニーズを見極めながら、救援活動を継続的に実施していく予定です。
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