活動レポート

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栃木県「グリーンホーム」クラスター支援 安藤看護師からのレポート
up 2021.03.09

私がグリーンホームに支援に入った時は、スタッフの欠員が多く、残ったスタッフは休みなく、通常業務で手一杯であり、ジャパンハートの看護師が日勤・夜勤に常駐し、入所者の健康管理や医療行為を実施していました。

私も入居者への対応に手一杯であり、スタッフとのコミュニケーションはほぼ取れていませんでした。支援初日には急激に症状が悪くなった入所者が亡くなり、動揺したスタッフが「看護師さん!看護師さん!」と私たちを呼ぶ姿を見て、「しっかりしよう」と身が引き締まりました。

その後もスタッフや入所者の感染が続き、どこまでスタッフが減っていくのか、どこまで入所者は重症化していくのか、先の見えない不安にスタッフも疲弊していました。個人防護服への疲弊や感染への不安の声もありました。

少しずつスタッフが復帰するにつれて、連勤していたスタッフも休みを取れるようになり、看護師・介護師・調整員が、自分たち業務に専念することができるようになり、スタッフにも活気が戻りつつありました。医療行為も看護師が積極的に動いてくれるようになり、業務をスライドすることができ、全体的に通常業務に戻りつつありました。

私が支援を終える頃には、ほどんどのスタッフが復帰し、スタッフにも笑顔が見られるようになり、スタッフ同士や入居者とのコミュニケーションも積極的に見られるようになりました。

新型コロナウイルスは入所者にとっても、スタッフにとっても日常を奪います。

私たちの支援はスタッフのみなさんがいるから成り立つものです。私たちは入所者さんの特性がわかりません。机にうつぶせになり、一見倦怠感が強そうな人であってもそれが日常であったり、食事の摂取量が少なくてもそれが日常であったり、私にとっての異常は、スタッフや入居者にとっては正常ということもあります。

重症のため部屋を移すときもどの部屋に移せるかスタッフと相談が必要で、酸素や点滴を始めるときも抑制が必要か等の相談が必要になります。通常時の入居者の状態を知っているスタッフからの情報があるからこそ、私たちが現状をアセスメントが出来、医療行為に繋げることが出来るのです。「ありがとう」という言葉をもらいますが、「こちらこそありがとう」という気持ちで支援に入っています。

今後も現場のスタッフとのコミュニケーションを大事にして、持ちつ持たれつ、現場のスタッフと共に収束に向けて一丸となり、いち早く日常を取り戻せるように支援に介入していきたいです。

ジャパンハート看護師 安藤愛莉

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国際緊急救援(iER) | 新型コロナウイルスと闘う人々を支え、医療崩壊を防ぐ

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