活動レポート

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ふんわりチャンポン大作戦 ~行脚の記録 vol.11~

up 2020.08.20

本活動は、公益財団法人風に立つライオン基金様から委託を受けて実施をしています。
お問い合わせは、公益財団法人風に立つライオン基金様へお願いいたします。

 2020年7月27日。この日に訪問したのは、【自立生活センター 日野】様です。ジャパンハートからは大江医師が派遣されました。
こちら施設でまず驚いたのは、その対策の早さでした。事務局長を中心に、新型コロナウイルス感染症が流行し始めた3月から、スタッフ間での感染対策を徹底して行われていました。スタッフの方々はできるだけ接触を避けるように、在宅と事務所勤務でチームを分けて業務に当たられていました。
 しかし、コロナとの戦いが長期戦になるにつれ、「このチーム分けは意味があるのか…いつまで続けたらいいのか…」など、自分達の対策が果たして効果のあるものなのかというお悩みを抱え始めていたそうです。相談会の中ではそのような声がたくさん聞こえてきました。

 まず間違いなく言えることは、チーム皆で対策を考えたという、その行いがとても素晴らしいということです。そして、いつまでこれを続けるのか…という不安を抱えるお気持ちも痛いほどわかります。きっと、今までとこれからの生活スタイルが全く違うものとなり、元通りになるのは難しいと、皆さんわかっているのだと思います。だからこそ対策をするし、だからこそ不安になるのでしょう。

 この相談会だけでは、100%の解決をすることは難しいかもしれません。それでも一緒に考え、有事の際には出来る限りのご協力させていただく繋がりが出来ました。その繋がりを大切にしながら、これからの私たちの新しい生活のかたちを、一緒に作っていくことができればと思うことが出来た、相談会となりました。

ふんわりチャンポン大作戦 ~行脚の記録 vol.11~ ジャパンハート コロナウイルス 医療支援
 
 7月31日には、再び富山に上陸しました。今回は【富山県介護福祉士会】様にお呼びいただき、富山県内の様々な施設の方々に向けての相談会となりました。ジャパンハートから大江医師、大江看護師、杉山(運営)が現場に伺い、Zoom先にいる風の団(ライオン基金様の医師団)の医師やその他多くの方々と協力しながら、会を進めていきました。

 今回は、丸1日を使ってのスケジュールとなっており、午前は相談会、午後は実技・応用という2部構成で行いました。PPEの着脱について、チェックシートを用いて自分たちでチェックできるようになるための練習も実施。各施設での今後の対策に向けて、非常に有意義な時間を過ごすことが出来ました。
 実は、とても多くの方々が参加をご希望されていたのですが、会場のコロナ対策を踏まえた利用条件を守るため、人数を制限した中での開催となっておりました。そのため、各施設もしくは団体から1人のみの参加に限定しており、その他の方々には残念ながら参加をお断りさせていただく形になったそうです。それほどまでにたくさんの方が、ご自身の周りの利用者さんを守ろうと思われている心に、非常に感銘を受けました。
 先述のように今回の相談会では、発信者になるための練習もさせていただきましたので、是非今回参加した方々がその知識や技術を持ち帰り、各施設にて浸透させていただけることを期待しております!

ふんわりチャンポン大作戦 ~行脚の記録 vol.11~ ジャパンハート コロナウイルス 医療支援

ジャパンハート 杉山

▼プロジェクトの詳細はこちらから
国際緊急救援(iER) | 新型コロナウイルスと闘う人々を支え、医療崩壊を防ぐ

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