活動レポート

← 活動レポート:トップへもどる

ふんわりチャンポン大作戦 ~行脚の記録 vol.9(前編)~

up 2020.07.27

本活動は、公益財団法人風に立つライオン基金様から委託を受けて実施をしています。
お問い合わせは、公益財団法人風に立つライオン基金様へお願いいたします。

 2020年6月25日から27日にかけて、ふんわりチャンポン大作戦のメンバーで九州縦断を行いました。ジャパンハートからは野田看護師と杉山(運営)の2名が参加しました。

 25日は北九州市の【社会福祉法人 もやい聖友会】様を訪問し、相談会を開催しました。パワフルな理事長さんと優秀な運営者さんが陣頭指揮を執り、いくつもの事業所をまとめ上げている同法人様は、働く方々の熱意も非常に高く、この相談会で正しい知識をつけるんだという意気込みが伝わってきました。特に現場視察が始まると、「ここはどうですか?」「このケースはどうですか?」というご質問が、現場で実際に介護を行うヘルパーさんから飛び交い、現場に即した有意義な意見交換を行うことができました。

 一時は、近隣の病院や介護施設等で第二波が来たとも言われていた北九州市。働くスタッフの皆さんも、日々感染の恐怖と戦いながら、業務にあたられていました。そんな中で開催された今回の相談会。「誰に相談して良いか分からなかったので、正しい知識を教えていただく機会があって安心しました」というお声を頂き、我々もほっとすることができました。

 ちなみにこのもやい聖友会様がチャンポン大作戦をお知りになられたきっかけは、ジャパンハートでも活躍してくださっているボランティア医師の進谷先生のご紹介でした。これまでに出来たご縁が繋がり、こういった有事の際に活きているというのは、非常に素晴らしいことだと思います。チャンポン大作戦としても、繋がりの輪をどんどん広げ、福祉崩壊を防ぐためのプラットフォーム作りができるよう、幅を広げていきたいと思います。

ふんわりチャンポン大作戦 ~行脚の記録 vol.9(前編)~

 翌26日の午前中にも、北九州市の施設を訪問しました。実は今回の北九州作戦には、昨年ジャパンハートカンボジアで1年間のインターンを行った酒井つぐみさん(大学4年生)も参加しており、連日我々と行動を共にしておりました。インターンを終えた後も「何か人の役に立つことをしたい」という想いは消えておらず、今回の北九州作戦への参加を決意。ジャパンハートの事務メンバーの一員として、サポートをしてくれました。

 そんな酒井さんが初めて進行を務めた訪問先が、【株式会社 フジケア】様です。慣れない彼女の進行でしたが、温かい雰囲気と真剣な眼差しで会に臨んでくださいました。施設見学の際も、かなり徹底して対策をされているのが見受けられました。一緒に施設内を回りながら、スタッフさん同士で意見を出し合いながら、対策を考えている様子が印象的で、事務や現場に関係なく、全ての職員さんが真剣にこの課題と向き合っているのが伝わってきました。

 また、今回はオンラインで別の施設様とも繋いで、相談会を行いました。複数施設から多岐にわたっての幅広い質問もいただき、非常に活発な議論になった一方で、オンラインを併用する難しさを実感し、改善点もたくさん見つかる回となりました。
 今回参加してくれた酒井さんもそうですが、同じ志や熱い思いを持った人たちをどんどん巻き込みながら、この相談会がより良いものになるよう、日々アップデートを行っていければと思います。

九州縦断作戦の記録は後編はこちらから!
https://www.japanheart.org/reports/reports-japan/200727-3.html

ふんわりチャンポン大作戦 ~行脚の記録 vol.9(前編)~

ジャパンハート 杉山

▼プロジェクトの詳細はこちらから
国際緊急救援(iER) | 新型コロナウイルスと闘う人々を支え、医療崩壊を防ぐ

Share /
PAGE TOP