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和気看護師のレポート / 新型コロナウィルスの院内感染が発生した「武蔵野中央病院」への医療支援活動

up 2020.06.29

皆さんこんにちは。
国際看護師研修生54期の和気です。
私は昨年10月からミャンマーのワッチェ慈善病院で活動していましたが、新型コロナウイルスの影響で4月に一時帰国しました。
そして6月から武蔵野中央病院で医療支援活動を行っています。

私が働いている病棟は療養病棟であるため、慢性期の患者様が多く入院期間も月単位である方がほとんどです。
そのような患者様にとっては家族や友人がお見舞いに来てくれることは、かけがえのない時間です。
しかし現在は武蔵野中央病院では新型コロナウイルスの拡大を防ぐために、原則としてスタッフ以外は病棟へ入ることはできません。

ある患者様のもとを訪室すると「お姉ちゃんお姉ちゃん」と声が聞こえました。
一緒に訪室した病棟の看護師の方から、新型コロナウイルスが流行する前までは娘さんが毎日お見舞いに来られていて、その患者様は娘さんのことを「お姉ちゃん」と呼んでいた、ということを教えていただきました。
娘さんは毎日かわいいパジャマを持ってきてくださっていたそうですが、現在はそれもできないため患者様は病院が貸し出しているパジャマを着ていました。

感染拡大を防ぐためには仕方がないことですが、家族と急に会うことができなくなる、ということは入院されている方にとっては私が想像する以上に寂しく辛いことである、ということを改めて実感しました。

新型コロナウイルスの拡大を防ぎながら、このような辛い思いを抱える患者様の心に寄り添ったケアができるよう、日々患者様と関わっていきたいと思います。

和気看護師のレポート / 新型コロナウィルスの院内感染が発生した「武蔵野中央病院」への医療支援活動

国際看護師研修54期 和気 彩香

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