活動レポート

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福祉崩壊を防ぐ!~医療団体「ジャパンハート」だからできること~

up 2020.06.10

本活動は、公益財団法人風に立つライオン基金様から委託を受けて実施をしています。
お問い合わせは、公益財団法人風に立つライオン基金様へお願いいたします。

【ふんわりチャンポン大作戦】決行!

 5月7日から始まった、「新型コロナウイルスによる介護崩壊を防ぐ」ための、 公益財団法人 風に立つライオン基金 様との共同プロジェクト。こちらにはとても素敵な名前が付いていることを皆様ご存知でしたでしょうか。

ふんわりチャンポン大作戦~ライオンハート・ケアプロジェクト~

このプロジェクト名には次の用な想いが込められています。

① 「ちゃんぽん」のように、団体の垣根を超え、それぞれの個性が混じり合うことで、さらに力強い活動となり、その輪をさらに広げていけるようにする。
② 「日本に訪れていた留学生に、栄養価の高い食事を」という想いで出来たのが「ちゃんぽん」という料理であり、その「誰かのために」という精神を大切にし、活動を行う。
③ お堅い講義ではなく、対話に重きを置き、現場の声を聞きながら行う、「ふんわり」とした活動を行う。
④ 風に立つ「ライオン」基金とジャパン「ハート」が、福祉施設で働く人々の心をケアする。

 新型コロナウイルス感染症の影響は世界中で今なお拡大を続けています。その中でも特に福祉の現場では、衛生部品の不足のみならず感染症対策の知識や技術も不足していて、医療施設との連携も容易ではありません。ホテル等の軽症療養施設でも要介護者の受け入れは困難であり、福祉現場におけるCOVID-19の流行は介護崩壊、医療崩壊を通じて死亡者の爆発的増加につながる可能性があります。福祉現場に対する物質的、技術的、心理的、人的サポートは喫緊の課題であり、そこには団体の垣根などないと、我々は考えています。

 人々の生活様式すら変えざるを得ない状況にさせた、この見えない敵に屈しないためには、色々な知識や技術を持った人たちを混ぜ合わせ、スクラムを組んで立ち向かう必要があると考えています。そういった背景から、このような素敵な名前が付けられました。

福祉崩壊を防ぐ!~医療団体「ジャパンハート」だからできること~

医療団体「ジャパンハート」だからできること

 長崎県で、コスタ・アトランチカ号の乗組員に対して医療支援活動を行った経験を持つ医療者がジャパンハートには複数名います。そのように感染対策を学んだり、経験したりした医療者が直接的に指導やヒアリングを行うことで、福祉崩壊を防ぐことが可能になります。福祉崩壊を防ぐことは即ち、コロナ感染者やそれによる死者を減らすことに直結しているのです。

福祉崩壊を防ぐ!~医療団体「ジャパンハート」だからできること~

 また、福祉現場でのクラスターを発生させないようにと、大きなプレッシャーを抱える現場の方々が全国で戦っています。インターネットにはたくさんの情報が溢れかえり、感染対策について自らで調べることも出来ます。しかし、そういった情報は信憑性に欠けるだけでなく、「正しい情報がどれかわからない。何をどこまですればいいかわからない」と言った不安にも繋がります。その結果、間違った知識を身に着けていたり、やらなくてもいいことにまで手を出したりしてしまっている方々も多くいらっしゃるのが実情です。

 ジャパンハートの医療者が訪問し、直接助言をすることで、責任を持って感染対策に臨む方々の重荷を少しでも取り除くことができれば、感染拡大を防ぐだけではなく、彼らの心を救うことも出来るのではないかと考えています。

福祉崩壊を防ぐ!~医療団体「ジャパンハート」だからできること~

 実際にこれまでの訪問でも、「お医者さんや看護師さんに直接見てもらえて安心した。」「ここまで丁寧に教えてもらうことは、ネットでは絶対に出来ないからすごく助かる。」といったお声をたくさん頂いています。

クラスターを発生させないよう、正しい知識や技術を伝えることで、「命」を救う。
そして、相手の目を見ながら直接説明することで、「心」を救う。

医療団体「ジャパンハート」だからこそ解決出来る課題が、ここにはあります。
だからこそ我々は、福祉崩壊を防ぐために、全国を歩き回るのです。

▼プロジェクトの詳細はこちらから
国際緊急救援(iER) | 新型コロナウイルスと闘う人々を支え、医療崩壊を防ぐ

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