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【令和6年能登半島地震】「看護師として、医療ニーズに応える以外の私がすべきこと」

up 2024.03.06

「アンパンマンの看護師さん、また来てくれたね。」
と、避難所で優しく声をかけられました。
アンパンマンのマスコットを活動中に使用する鞄につけているのです。
今回は2度目の能登半島での活動でした。1月上旬に活動をさせていただいてから、およそ1カ月。
(前回の活動レポートはこちら

避難所の状況

 避難所では感染症も落ち着き、近隣への受診も可能となり、少しずつ医療ニーズは落ち着いてきているように感じました。そのため今回は、避難所への看護師常駐継続の必要性について検討しながらの活動を行いました。
急病者が発生した場合の行動フローの整備や、巡回に来る医療チーム・保健師チームと情報共有し引き継ぐ形で、医療ニーズへの対応は可能なまでになっていました。
 そのような中でも、持病の相談や生活に対する不安、なんともやりきれない気持ちなどを話してくださる方が増えてきた印象がありました。

 穏やかな表情で過ごされる方が多くいる一方で、時折見せる不安や悲しみ、涙がありました。1カ月程経過して、やっと涙を流すことができた方もいらっしゃいました。
なかなか感情の整理はすぐには難しいけれど、感情を表出しながら前に進もうとされる姿がありました。

 こういった状況にも立ち会いながら、「本当に常駐を終了すべきなのか、さらにできることや必要なこともあるのではないか」と考えることもありました。心理的なサポートや社会福祉の活用のニーズが拡大してきており、医療ニーズとなる前にできることがあり、またそれをすべきだと感じました。

 実際には、医療ニーズの減少には福祉避難所の働きや1.5次避難所への移動が大きく影響したと思います。医療ニーズを増大させないために、地域包括などの福祉の連携が果たす役割も大きく、福祉的な情報の共有もできるような仕組みも取り入れました。避難生活が長期化し、避難所集約に向けた取り組みも始まっていました。しかし、そこには能登半島で長く暮らしてきた方々の生活があり、コミュニティがあります。
その町での暮らしを立て直し、町での生活が継続できるような支援、見通しがされていけたらよいと感じました。

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ジャパンハートの国際緊急救援iER(International Emergency Relief)では、国内外で発生した大規模災害に対応し、緊急医療支援を実施しています。
■2011年3月~2014年3月 東日本大震災緊急支援
■2016年4月 熊本地震緊急救援
■2020年4月~2022年9月 新型コロナウイルス感染症緊急救援
■2021年8月 令和3年8月豪雨災害緊急支援
■2022年9月 台風14、15号緊急支援台風
■2023年7月 豪雨で被害甚大な福岡県久留米市へ医療チームを派遣し、人的・物的支援実施

今後も現場の支援ニーズを見極めながら、救援活動を継続的に実施していく予定です。
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