活動レポート

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【アジア小児医療センター】新病院で迎えた、はじめてのクリスマス

up 2026.01.05

アジア小児医療センターで迎えた、はじめてのクリスマス

ジャパンハートアジア小児医療センターでは、治療のため長期間病院で過ごす子どもたちと、そのご家族が多くいます。入院生活が続く中でも、少しでも心が温まる時間を届けたいという想いから、病院全体でクリスマスイベントを開催しました。毎年行っている取り組みではありますが、今回は新病院に移転してから迎える初めてのクリスマスとなり、子どもたちやご家族、そして私たちにとっても、特別な意味を持つ一日となりました。

病院に広がった、小さなワクワクの連続

アジア小児医療センターで迎えた、はじめてのクリスマス

クリスマス当日だけでなく、それまでの期間にもさまざまなクリスマス関連イベントが行われました。クリスマス映画鑑賞会やクッキーの型取り体験を通して、子どもたちは「次はいつ?」「今日は何をするの?」と、毎日ワクワクを抑えきれない様子。クッキー作りの日の朝には、「クッキー作り、何時から?」と何度も尋ねてくれる子もいました。いざ体験が始まると、型抜きの順番を待つ子どもたちの列ができ、「早く回ってこないかな」と目を輝かせながら待つ姿が印象的でした。

そしてクリスマスを迎える前日、病院内ではスタッフが一丸となって装飾を行いました。華やかなツリーやクリスマスの飾りが病棟やプレイルームに並び、いつもの病院の風景は一変し、温かく幸せな空気に包まれました。さらに、プレイルームには子どもたちが作ったクリスマスソックスが飾られました。

サンタさんがやってきた、笑顔あふれる時間

アジア小児医療センターで迎えた、はじめてのクリスマス

クリスマス当日の朝、子どもたちが自分のクリスマスソックスを覗くと、その中にはプレゼントが入っており、歓声があがりました。「見て見て!」「そっちは何が入っているの?」と声を掛け合いながら飛び跳ねて喜ぶ様子から、クリスマスを待つ時間そのものが、子どもたちにとって特別な体験となっていたことが伝わってきました。

アジア小児医療センターで迎えた、はじめてのクリスマス

そして夕方には、ジャパンハート最高顧問である吉岡医師がサンタクロースに扮して病棟を回りました。「サンタさんだ!」と病室から飛び出し、飛び跳ねながら迎える子もいれば、少し照れながら部屋の中からそっと様子をうかがう子の姿もありました。それぞれの反応に、その子らしさがあふれていました。いざプレゼントを受け取ると、どの子も満面の笑顔を見せ、病棟全体が一瞬で明るい空気に包まれました。

子どもたちの笑顔が、家族の心まで明るく

アジア小児医療センターで迎えた、はじめてのクリスマス

子どもたちからは、「全部楽しかった」「サンタさんに会えたのが一番うれしかった」「プレゼントもお菓子もたくさんで嬉しい」といった声があふれていました。また、「どのお菓子も本当に美味しくて、いっぱい食べちゃった!」と、満面の笑顔で話してくれる子もいました。

親御さんからは、お菓子の空袋を見せながら「このお菓子が本当に美味しかったのよ」と笑顔で話してくださったり、「こんなに嬉しそうな子どもの姿を見ることができて、私も嬉しくなりました」と声をかけてくださる場面もありました。イベント後には疲れて眠ってしまったものの、幸せそうな表情を浮かべながら昼寝をしていたと親御さんから聞き、その話が強く印象に残っています。子どもたちの喜びが、親御さんの気持ちまで明るくしていたことが、言葉の端々から伝わってきました。

同じ時間を分かち合った、やさしいひととき

この日、病院内には笑顔と喜び、そして途切れることのない笑い声があふれていました。子どもたちの楽しそうな声に包まれながら、親御さんや医療者も自然と笑顔になり、立場や役割を越えて、同じ空間で同じ時間を分かち合うひとときとなりました。病院という場所でありながら、そこにはいつもとは少し違う、やさしく穏やかな空気が流れていました。

毎年行っているクリスマスイベントですが、新病院で迎える初めてのクリスマスは、私たちにとっても忘れられない一日となりました。治療に向き合う日々の中で、この小さな「楽しい時間」が、子どもたちとそのご家族の心にそっと寄り添い、温かな記憶として残っていくことを願っています。

長期学生インターン
梅木真希

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カンボジア ジャパンハートこども医療センターでの医療活動
カンボジア ジャパンハートアジア小児医療センター

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