活動レポート

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検査技師だより⑧ 広がれ!「ゴミ拾いの輪」

up 2024.03.22

カンボジアで体感した「発展途上国のゴミ問題」

カンボジアの「ジャパンハートこども医療センター」で長期ボランティアの臨床検査技師として活動を始めてすぐ、病院の敷地内や近くの道路脇に捨てられている「ゴミ」が気になるようになりました。

病院の敷地内の広場では、外来の患者さんやお見舞いに来たご家族が飲食をする様子をよく見かけますが、残念ながらその後にゴミがそのまま放置されている光景も日常茶飯事です。
私は日本人として、道徳的にも「ゴミを捨てない」「ゴミが落ちていれば拾う」というのは当たり前のことだと思ってきたので、いつまでも片付けられないゴミを見かけると心が痛みました。

発展途上国でのゴミ問題は国連が提唱したSDGsの目標12「つくる責任、つかう責任」で取り上げられるなど国際的な課題となっていますが、身近な問題として、こちらの人々は「ゴミを路上に捨てること」に対してあまり抵抗がないのかなと感じています。

1人のボランティア医師が始めたゴミ拾い活動

そんなことを考えていた折、同じく長期ボランティアとして来ていた医師の藤城先生が休みの日に病院の敷地内のゴミ拾いをしていることを知りました。

藤城医師(右)

先生に聞くと「私にこちらでできることはこれぐらいのことですから」と謙遜しておられましたが、休みの日は午前中の暑い時間帯であっても1人でゴミ拾いをして、多い時には大きなゴミ袋7枚分のゴミを集めたそうです。

少しずつ広がってきた「ゴミ拾いの輪」

藤城先生が活動を終えられることになり、先生が灯したゴミ拾いの火を消したくないと、ボランティアの看護師さんと一緒に敷地内のゴミ拾いを継続することにしました。

初回は看護師と私だけでしたが、続けるうちに他のスタッフも参加してくれるようになり、手応えを感じています。

「発展途上国のゴミ問題」というと大きな問題に感じてしまいますが、1人ひとりのほんの些細な行動がきっかけで、目に見える結果へとつながると考えています。

こうして日本人のボランティアがゴミ拾い活動を続けることで、カンボジア人のスタッフや患者さん、地域の人たちの「環境美化」への意識を変えることは可能だと思います。そんな変化につながるようにと期待を込めて、今後も活動を続けていきます。

森三郎 カンボジア長期ボランティア / 臨床検査技師

2023年12月からカンボジアで検査技師として活動しています。40年間臨床検査技師として総合病院で勤務し、これまで経験した知識と技術を海外ボランティアという形で社会貢献できればと考えジャパンハートに応募しました。自身のスキルアップ、レベルアップに繋げていきたいと思います。


▼プロジェクトの詳細はこちらから
カンボジア ジャパンハートこども医療センターでの医療活動

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