活動レポート

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検査技師だより④ 新スタッフ加入!

up 2023.11.22

カンボジアの「ジャパンハートこども医療センター」で勤務する、臨床検査技師の米倉惟さん。これまで病院でただ一人の臨床検査技師として診療活動を支えてきましたが、この度カンボジア人の臨床検査技師が新たにチームに加わりました!

心強い同僚!

新しく加わったのはカンボジア人のチュンリー検査技師。
首都・プノンペンにある大学を出た後、同じくプノンペンにある「パスツール研究所」で検査技師としてキャリアを積んできました。

前の職場は研究機関ということもあり業務の中心は病理学の研究だったそうで、臨床現場で患者さんの治療に直接関われることや、日本の医療従事者と一緒に働ける環境に魅力を感じてジャパンハートに応募したということです。

持ち前の明るい人柄で他のスタッフとも積極的にコミュニケーションを取っていて、さっそく「ジャパンハートこども医療センター」の一員として活躍しています。

2人体制で業務の幅を拡大へ

さて、せっかく2人体制になったということで、これまではなかなか手が回らなかった分野にも業務の幅を広げていきたいと考えています。

臨床検査技師の業務は大きく分けて「検体検査」と「生理機能検査」の2つに分類されています。
前者は血液や骨髄液などの検体を分析する業務で、当院では入院病棟や外来から多くの検体の検査依頼が入るため、この「検体検査」が日常業務の大半を占めています。
特に小児がん病棟の入院患者さんについては、1人あたり週に2~3回は血液検査を行っているほか、以前にご紹介したような骨髄液の検査も頻繁に入ります。

一方の「生理機能検査」は心電図や心臓超音波(心エコー)、腹部超音波検査(腹部エコー)、脳波など生体情報を分析する検査です。
臨床検査技師は検査の全般的な知識に加えて心電図やエコーなどそれぞれの「専門領域」を持っている人も少なくなく、生理機能検査はまさに腕の見せ所でもあるのですが、1人体制ではそこまで手を伸ばせずにきました。

心電図の講習

今回、チュンリー検査技師が来てくれたということで、さっそく導入したいと考えているのが心電図の検査です。
不整脈の診断や心筋障害のスクリーニングに使われる重要な検査で外来の患者さんを中心に高いニーズがあることは把握していましたが、これまでは看護師に任せてきました。

チュンリー検査技師は心電図について大学で習ったことはあるものの実践経験がないということで、先日、講習会も行いました。
被験者になってくれたのは学生インターンの原さんです。

講習では電極を装着する位置を細かく伝えたほか、患者さんの手足が壁などに触れていると心電図の記録に影響する可能性があることなどの注意点についても話しました。

マンツーマンのつもりでしたが、実践形式の指導に周りのスタッフ興味を持ってくれたようで看護師も集まってきました。チュンリー検査技師もとても真剣に取り組んでいて、検査方法や心電図の見方について細かく質問してくれたことをとても心強く感じました。

まだ新体制は始まったばかりですが、これから少しずつ2人での業務のペースを掴みながら、それぞれの得意分野を活かせるような環境を築いていければと考えています。

臨床検査技師 カンボジア米倉米倉 惟 カンボジア長期ボランティア / 臨床検査技師

2023年2月からカンボジアで検査技師として活動している米倉です。大学卒業後は青年海外協力隊に参加し、ラオスで魚の養殖技術の普及に努めました。その後、「医療従事者として海外で活動したい」という想いから臨床検査技師になり、ジャパンハートに参加しています。


▼プロジェクトの詳細はこちらから
カンボジア ジャパンハートこども医療センターでの医療活動

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