活動レポート

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2月の活動報告 ~吉岡先生による手術ミッションが行われました~

up 2023.03.13

2023年2月17日から20日にかけて、吉岡秀人がカンボジアに渡航し、集中的な手術活動を実施いたしました。
今回の手術では小児がん4件を含む、合計10件の手術を行いました。今回のミッションで手術を行った2名の女の子を紹介します。

チャンクちゃん

チャンクちゃんは腎芽腫と闘う3歳の女の子です。普段はとても静かで人見知りな子で、お母さんの側を離れません。
仲良しのお友達と遊んでいる時だけは私たちにも可愛らしい笑顔を見せてくれます。

チャンクちゃんが当院に来たのは、1月の半ば。11月末からお腹にしこりがあるように感じており痛みは無かったものの、発熱があったためシェムリアップの病院に通院。
そこで当院を紹介してもらいました。抗がん剤治療を行い腫瘍を十分に小さくしたのち、今回の手術に臨みました。

手術室に入る前までずっとお母さんの手を握っており、手が離れると不安そうな顔をするチャンクちゃん。数時間にわたる手術を乗り越え、無事に腫瘍は摘出されました。
術後は安定しており、今ではお友達と楽しそうにプレイルームで遊んでいます。

スレイヌちゃん

スレイヌちゃんは胸部横紋筋肉腫と闘う3歳の女の子です。カメラを向けるといつも、とっても可愛らしい笑顔を見せてくれます。

スレイヌちゃんが当院に来たのは6月の初旬。かなり前から胸痛があり、呼吸困難や発熱といった症状も見られたため、カンボジアの他の病院を受診しました。
CTスキャンを受けたのち胸部に腫瘍があることが判明し、当院へと紹介されました。
化学療法を行う以前からすでに腫瘍が大きく、抗がん剤治療をしても縮小と肥大を繰り返したため、手術へと踏み切りました。

手術室に入る前から不安そうなスレイヌちゃん。お母さんと別れ手術室に入ると、不安な気持ちが込み上げてきて泣いてしまいました。それでも長時間にわたる手術を乗り越え、無事に腫瘍は摘出されました。
術後は安定しており、病棟ではお母さんと仲良く遊んでいる姿を目にします。

今月こうして多くの患者さんの手術を行えたのも、みなさんの支援があったからです。心より感謝申し上げます。これからも1人でも多くの患者さんの未来を守れるよう、スタッフ一同励んで参ります。今後とも変わらぬご支援のほどよろしくお願いいたします。

長期インターン 髙橋明日香

1TAP SAVE LIFEのアプリでは、患者さんの治療の様子や小児がん病棟の日常の様子をリアルタイムでお届けしています。こちらもぜひご覧ください!
1TAP SAVE LIFE (japanheart.org)

▼プロジェクトの詳細はこちらから
医療支援| ジャパンハートこども医療センターでの医療活動

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