ミンガラーバ―！(こんにちは)
Dream Train長期看護ボランティアの戸田です。
今回は、サポートいただいているAlbrex Myanmar様のサッカーオンラインレッスンについてご紹介させていただきます。
Dream Trainは、以前よりAlbrex Myanmar様ご協力の元、毎月1回Dream Trainにて直接サッカーレッスンをしていただいたり、定期的に行われる他チームとの試合にお招きくださり、サッカーをプレイする機会をいただいておりました。しかし、ミャンマーで新型コロナウイルスの感染者が確認された以降は直接レッスンを受けることも、他施設に出向いて試合をすることも難しくなってしまいました。
その代わりに、4月から小学生を対象にオンラインレッスンをしてくださり、2週間に1回、準備運動やボールタッチの練習を教わっています。
毎回1時間あるレッスンを目の前で見ていると、本当に技術力が上がり、日に日にうまくなっていく子どもたち。「うまくなったね！すごいよ！」と言うと、照れ笑いしながら自信を持った表情でまたボールに視線を落とし、練習に励みます。その表情からは、「やった。もっともっと上手くなりたい」という気持ちが伺えます。
1つ1つの動作説明や細かな動き方は、やはり直接コーチから教わることの方が良いとは思いますが、それが難しい今の環境でも、時には中学生や高校生のお兄さんが入って教えてくれたりしていて、子どもたち同士でサポートをしながら頑張っています。
Wi-Fi接続がうまくいかなかったり、途中で回線が途切れてしまうことも多々ありますが、再接続を試みる数分の間でも、自主練習をしている子もいます。また、再度接続可能となった際には、途切れてしまった少しの時間も取り戻そうと、食い入るように画面越しのコーチの見本を見つめ、1時間のレッスンを無駄にしないように、みんな一生懸命です。
最初は、コーチの見本を確認するや否や個々で練習を始めてしまったり、1時間の集中力が続かずに部屋の隅でみんなの様子を見始める子、上手くできなかったら座り込んでしまう子もいました。しかし最近では、1時間のレッスンを全員が集中して受けるようになってきています。
また、レッスンの最後には毎回宿題があり、次回のレッスン時に個々で宿題を披露する、という流れがあります。最初は、上手くできないし人前に立つことが恥ずかしい、という思いから、自らやろうとする子はいませんでした。しかし最近では、自ら画面の前に立って披露する子がいます。「失敗してもいいんだ。」「できなくてもいいから、まずやってみる。」その姿勢が大事なんだとコーチから声をかけていただき、子どもたちもその言葉を理解して実践してみようという気持ちになっているのだと思います。
そして、コーチへレッスン時の子どもの様子を報告したり、次回はこうしてみたほうが良いかも。などと、情報共有をして連携を図りながら進めており、レッスン内容や進め方の試行錯誤を常にしていただいているその結果、子どもたちに変化が生まれたのだと思います。
小学生は特に、集中力を持続させるのが難しいと感じることが多いですが、子どもたちの表情や動きを見ながら試行錯誤を繰り返すこと、そして継続させること、それが大切なんだと私自身も勉強になっています。
オンラインレッスンが始まってから約10カ月。画面越しでも、コーチとの信頼関係が徐々に深まっているのを感じ、直接レッスンを受ける日が再開されることを待ち遠しく感じています。再会できた際には、技術の向上をコーチにお披露目できるよう、今後もレッスンに励んでまいります。
Dream Train
戸田 沙矢加
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