活動レポート

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「夢を描き・育てる」子どもたちとスタッフの物語⑥ ~Dream Trainの現場から~

up 2023.07.21

いつも活動へのご支援をいただきありがとうございます。Dream Trainでインターンとして活動をしていた永田です。
日本でも地方によって多い苗字や珍しい苗字といわれるものがありますが、ここDream Trainの子どもたちは地方出身のビルマ族以外の民族の子どもたちが多いので、珍しい名前にしばしば巡り合えます。
今回は14歳のジュリアモープウィンちゃんにインタビューを行いました。

自己紹介をお願いします。

14歳のジュリアモープウィンです。Dream Trainに来て4年になります。
今は高校生で、学校の勉強を頑張っています。ピアノが趣味です。

故郷や家族のことについて教えてください。

シャン州東部の出身で6人家族です。 2人の姉と弟がいます。Dream Trainには6人の友人と一緒に来ました。
母からDream Trainについて話を聞いたときは、良い環境で教育を受けたい気持ちと故郷で家族と一緒に過ごしたい気持ちが半分半分でした。
故郷の村には高校がないので、町にある高校に通う必要がありますが、通学するには遠いので寮で生活をしなければなりません。
学費自体はそこまでかからなくても生活費もかかるので、家計には負担になります。
そのため、寂しさもありましたがDream Trainに行ってヤンゴンで教育を受けることを選びました。

Dream Trainに来てからの生活について教えてください。

Dream Trainの子どもたちの中には、小学生の頃から10年以上ここで生活をしている子もいます。
私はまだここにきて4年ですが、家族と離れて寂しい気持ちは完全には消えない一方で、Dream Trainに来て多くの新しい友達をつくることができ、楽しく生活しています。

Dream Trainで参加している授業について教えてください。

プログラミングの授業にはDream Trainに来たときから参加していて、プログラミングを更に勉強したいと思っています。
その他には英語の授業にも参加しています。
この2つの授業は外部のミャンマー人の先生が講師をしてくれています。
故郷の両親と電話で近況報告をするときは、学校のことに加えてDream Trainでの生活や授業についても話をしますが、両親は様々な勉強を頑張るように励ましてくれます。

夢や目標を教えてください。

プログラミングを使って働きたいと思っています。
高校を卒業した後、プログラミングを更に勉強するのはもちろんですが、経済やIT関係を専門に勉強したいと思います。
そして、外国で働いて技術を学んで、またミャンマーに戻ってきたいと思っています。

出稼ぎをしに海外に行くこと自体は珍しくないミャンマーですが、昨今の情勢下では、様々な手段で国外に行く若者が増えていると耳にします。
目的や海外に出た後の進路はそれぞれ違うものと思いますが、彼女のように技術や学びを母国に持ち帰りたいという思いを聞くと、異国の地での挑戦が充実したものになることをより一層願わずにいられません。

次回のインタビューもお楽しみに!

Dream Trainでは、2023年度に新たに入所する子どもたちの里親となってくださる方を募集しています。
里親制度とは、毎月5,000円から、Dream Train の子ども(里子)の生活費、教育費、職業訓練費等を継続的に支援いただく制度です。
お申込みいただくと、里親様ごとに1名の子ども(里子)をご紹介し、里子が経済的に自立しDream Trainを卒業するまで1対1で支援をいただきます。
2022年度の里親様の募集は終了しておりますが、2023年度も15名程の子どもたちを受け入れ予定です。
里親制度の詳細やお申込みはこちらをご覧ください。
https://www.japanheart.org/donate/foster-parent/myanmar/

子どもたちの日々の様子をアップしています。ぜひご覧ください!

Dream Trainインスタグラム
https://www.instagram.com/dreamtrain_yangon/?hl=ja

Dream Train You-Tubeチャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=PCVE0fBt5Ew&t=9s

▼プロジェクトの詳細はこちらから
Dream Train 子どもたちの夢や未来を育む養育施設

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