活動レポート

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自分の考え方をアップデートしていく時間

up 2023.10.17

2023年8月よりジャパンハート東京事務局の管理部で学生インターンを行っている藥師寺怜奈です。
インターン開始から瞬く間に約2か月が経ち、不慣れな部分もありながら、日々貴重な経験をさせてもらっています。

ジャパンハートとの出会い

私が国際協力に関心を持つようになったきっかけは、中学3年生の頃にフィリピンのセブ島、高層マンションのすぐそばにあるスラム街に足を運んだことにあります。
すぐ隣には衛生状態はもちろん、衣食住の質が十二分にそろっているような環境があるにも関わらず、一歩外に足を踏み出すと、衛生状態さえもままならないスラム街が存在しているという光景が広がっていて、人生で初めて貧富の差を目の当たりにしました。
その衝撃は今でも強く印象に残っています。

そのスラム街で生活する子ども達と一緒にミニ運動会や大きなお絵描きなどのアクティビティーを通した交流をする機会があったのですが、その時の子ども達のキラキラした笑顔が頭から離れず、「子ども達が持つ全ての不平等を無くしたい」というような思いを強く抱くようになりました。

大学入学後はジャパンハートの活動国の1つでもあるラオスで教育支援を行うサークルに所属し、現在も活動しています。
日々、発展途上国における教育支援について議論し、現地を実際に訪問して行うことになっている授業案を考える中で、日本の子ども達にとっては当たり前である手洗いや歯磨きなどの公衆衛生に関する知識が乏しいことや、医療の水準が低いことによって教育も受けられないような子ども達がいることを知りました。

私自身、父の影響で幼いころに医療の道を目指したこともありましたが、結局は違う道に進むことになりました。
しかし、国際的なボランティアに携わる中で、子ども達が持つ全ての不平等を無くしたい」という想いを行動に移すということは、発展途上国で医療を必要としている子どもたちの力になることなのではないかと気づきました。

医療の知識が無くても、非医療従事者でも、現場経験が無くても、国際的な医療支援に携わる方法や、サークルで知ったラオスという国に支援を行っている団体で経験を積むことができないか模索していたところ、ジャパンハートと出会い、今に至ります。

活動開始から2ヵ月を終えて

現在、私は、東京事務局の管理部でインターンを行っています。
右も左もわからない状態だったインターン初日から約2か月が経ち、日々様々な業務を経験できています。

管理部インターンとして主には採用関連の業務とボランティア関連の業務を行っており、部署を飛び越えて広報に関わる業務も一部担当しています。

採用関連の業務としてはこれまでに、採用データの分析や人材募集のポスターの作成などを行いました。
大学3年生である私にとって、採用、就活などの話題はとても身近なものです。当事者という立場からジャパンハートの採用活動に携わらせていただき、私自身も様々な学びを得ています。
ボランティア関連の業務としては、ジャパンハートの活動にボランティアとして参加される方に配布する資料の作成等を行っています。
広報の業務では、SNSの更新やHPの更新も担当しています。

私はこの2ヵ月、日々の業務を行っていく中で、その業務が最終的に何につながっているのか、最終的なゴール地点について考えることの大切さに気付かされました。
ジャパンハートが行っていることは「すべての人が、生まれてきて良かったと思える世界を実現する」ためのことであり、日々の小さな業務も、最終的には誰かの「生まれてきて良かった」に繋がっています。
目の前のことに精一杯になると、どうしてもそのことを見失いがちですが、いつも頭の引き出しの一番上からすぐに引き出せるようにしています。

また、ジャパンハートには、様々なキャリア経験をお持ちの職員さんがたくさんいらっしゃいます。
何の気なしにお話をしているだけでも、聞くたびに驚くような経験をされていて、私の中の世界を広げることができているなと感じています。この2ヵ月の間だけでも、私自身のキャリアの相談に乗ってくださったこともあり、そのような機会を大学3年生である今のタイミングで得られたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

ジャパンハートの一員と胸を張って言うにはまだまだ半人前ですが、責任感を持ちながら活動しています。

外部活動への同行

この2ヵ月の活動の中で最も印象に残っていることは、8月下旬に都内で行われた吉岡先生の外部講演会に同行させていただいたことです。
まだインターン開始から1ヵ月も経っておらず、日々の業務で精一杯というような時期にいただいたお話で「私でいいのか」と思いながらも、「私でも何か力になることがあれば」、という気持ちで参加させていただきました。
それまで社会人の皆さんが多く集まる場に参加したことはほとんど無く、名刺交換も初めてで、とても緊張していたのですが、職員の皆さんに助けていただきながら、貴重な経験をすることができました。

寄付をしていただいた方々から、「先生の講演会を聞いてとても感動しました。」「応援しています。」「頑張ってください。」「一緒に頑張りましょう。」などというお声をかけていただき、医療が届かない場所に医療を届けるジャパンハートの活動が広がっていく嬉しさを感じたと同時に、私も微力ながら頑張らなければという気持ちになりました。

東京事務局の管理部に所属している中でこのような外部の活動にも参加できることは、絶好の成長機会だと感じています。
今後もジャパンハートの国内での活動に同行させていただく機会がありますが、楽しみであると同時に、確実に自分を成長させたり、自分の考え方をアップデートできたりするような機会にしたいと考えています。

これから

私自身、将来国際協力に携わりたいという想いがあるのですが、どのような方法で「子どもが持つすべての不平等をなくしたい」という想いを実現するかはまだ決定できていません。
ジャパンハートの学生インターンとして残り約4ヵ月間活動する中で、自分に何ができるのか、自分は何にやりがいを感じるのか、を見つけていきたいです。

また、今までのサークル活動の中で得た経験やこれから得る経験をどのような形でも、ジャパンハートの活動に還元したいと考えています。
短い期間ではありますが、「すべての人が、生まれてきて良かったと思える世界を実現する」ジャパンハートに少しでも貢献できるように精一杯努力したいと思っております。

最後になりますが、いつもご指導くださるジャパンハート管理部の皆様、全職員の方々にこの場をお借りして感謝申し上げます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

東京事務局 管理部
学生インターン 藥師寺怜奈

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国内 学生インターン

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