小児がん病棟でのイベントについて、医師目線でお届けします。
小児がんは治療の特性上、半年〜1年と長期入院になる場合が多いです。
長期入院の子供たちの気分転換になるようにと、インターン生が中心となって様々なイベントを開催してくれています。
沖縄の美ら海水族館やプノンペン動物園と連携したオンライン水族館・動物園、アートイベント、ハロウィンなどの季節のイベントなど定期的にイベントを開いてくれています。
治療を頑張っている子供たちがイベントを笑顔で楽しんでくれて、それを見た付き添いの家族や私たちスタッフも笑顔になるそんな素敵な時間です。
今回は病院で働いている職種や仕事内容を知ってもらい、医療を身近に感じてもらうことを目的にインターン生と協力しオープンホスピタル企画を開催しました。
オープンホスピタル
最初にパワーポイントを用いて各職種紹介をしました。
子供達に分かりやすいようにクメール語で説明するために、通訳さんが協力してくれました。
顔写真付きで紹介することで、病院ではこんなにたくさんの職種が働いていることを実感してもらえたと思います。
職種紹介後は、カラフルなユニフォームに着替え、医師・看護師・薬剤師・検査各部門に分かれて職種体験をしました。
医師部門
白衣を着て聴診器を持って写真を撮りました。
ミニドクターの誕生です!白衣は少し大きかったようです(笑)
またエコーを使って、甲状腺検査を行いました。
体の中のものが見えるのが面白かったようでみんな興味津々でした。
看護師部門
入院中の子供達は1日4回、看護師さんがバイタル測定をしています。
オープンホスピタルではみんなが『バイタル測定をしてみよう!』と体温を測ったり、ドキドキする心臓の音を聞いたり、酸素の値を測ったり、血圧を測りました。
続いて採血体験をしました。
化学療法中の子供達は副作用で血液検査に異常がないかを調べるために定期的に採血をします。
みんな痛いのを我慢してとても頑張ってくれています。
医師
入澤 里桜
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そのほか、薬剤部門や検査部門などにおける子どもたちの様子について、記事全文をぜひご覧ください。
▼小児がん病棟イベント~オープンホスピタル~
https://japanvolunteer.org/voice/medical-team-241211