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野田看護師レポート/「コスタ・アトランチカ」乗組員への緊急医療支援活動
up 2020.05.11

「最前線の現場で活動する人は、優しくて温かくて、強さを持っている方々です。活動を終えたいま、このことが強く心に残っています」

私は初めて、災害の最前線の現場に足を踏み入れました。

現場の状況はほとんど報道されておらず、「長崎に行ってくるね」と伝えた際、私の家族は少し心配そうにしながらも送り出してくれました。私も、その時は「現場でどのように力になれるのか…」と、心配でした。けれどそれが、長崎で困っている人たちの元へ向かわない理由にはなりません。

いざ現場に行ってみると、私の想像より遥かに穏やかで落ち着いた空気が漂っていたました。私が現場入りした時は、クルーズ船が停泊を始めてから10日ほど経っており、医療ニーズが多くて混乱している、という状況ではなかったのです。

その大きな要因は、現場で活動している方々の「力」だと感じました。私が入った現場は、常に災害の最前線で活動されるプロフェッショナルや、感染症におけるプロフェッショナルが創り上げていたからです。

クルーズ船の中には、医師や看護師などのメディカルスタッフがおり、乗組員の健康管理を常日頃からされている方々がいます。そのため私たちの活動は、基本的には船外から、船内のメディカルスタッフとコミュニケーションを取りながら医療支援をするという形でした。

船内のメディカルスタッフを尊重し我々が彼らのサポートを行うという姿勢を心がけ、船外で活動する方々は、船内でキーパーソンとなるスタッフと密に連絡を取り合い、乗組員の方の状態や船内の状況を把握したり、メディカルスタッフの負担を軽くしたりするような関わり方を心がけて活動します。

この現場の人たちがいるからこそ、この安心感のある環境があり、クルーズ船の中も、長崎も、そして私たちも守られている、と感じたのです。

私が現場できたことはほんのわずかでした。
それでも、「ありがとう」と言葉をかけてくださった、この現場で出逢った方々の、時には厳しい優しさや温かい眼差し、熱い想い…。
与えていただいたたくさんのものを受け継いで、活動を続けていきます!

野田看護師レポート「最前線の現場で活動する人は、優しくて温かくて、強さを持っている方々です。活動を終えたいま、このことが強く心に残っています」/「コスタ・アトランチカ」乗組員への緊急医療支援活動

野田 実里(写真・右)
看護師/ジャパンハート アドバンスドナース

▼野田看護師プロフィール
https://www.japanheart.org/about/staff/stf-cambodia/noda.html

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