活動レポート

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可能性を引き出すITの世界~Dream Trainビジネス基礎・IT講座~

up 2023.04.06

Dream Train卒業生を多数雇用くださっているIT企業・ブライセンミャンマー様よりご支援いただき、9名の子どもたちがビジネス基礎・IT講座に参加しました。
今回は、Excelの使い方とデーターベース言語の一つであるSQL(エスキューエル)を学ぶため、ブライセンミャンマー様のオフィスを訪問して全5回の講義を受けました。

カリキュラムや教材作成、子どもたちの講師は昨年ミャンマーに着任された高田様が担当してくださいました。
また、2回目から最終回までの講師通訳は、なんとブライセンミャンマー様に就職したDream Train の卒業生が担当してくれました。
パソコンがたくさん置いてあるオフィスに、子どもたちは緊張気味でしたが、卒業生の姿を見て笑顔も見られました。

初回の授業では、プログラミングを学ぶ前に「効率のよい仕事(学習)の仕方」について講義を受けました。
最初に学んだのは、5W1Hを基本とした伝え方やメモをとることの重要性など、どれも仕事をする上でとても重要な要素ですが、なかなか教えてもらえる機会のないものです。
子どもたちは大事なことを聞き逃さないよう、早速ノートにメモを取り始めました。

2~3回目の講義では、Excelで計算式を入力したり、データを集計する練習を行いました。
子どもたちは計算式の仕組みに興味津々で、休憩も忘れて演習に取り組みました。

基本的なExcelを学んだあとは、マクロの操作に挑戦です。
マクロを使うことで日ごろ繰り返し行う作業を自動化して簡単に書類作成やデータの集計することができます。
演習では売上げ表から請求書の作成を行いましたが、システムエラーが出てしまいなかなかうまくいきません。
何が原因でエラーがでるんだろう?と試行錯誤しながら、何度も挑戦しました。
問題を解決した瞬間の子どもたちの笑顔はとても嬉しそうなものでした。

4,5回目の講義では、システムをつくる際に必須の言語、SQL(エスキューエル)に関する授業です。
子どもたちは初めて聞く言葉のシャワーに戸惑いを見せつつも「システムの話を聞いて、こういった技術はいろんな分野につながっていて、自分たちの生活を豊かにしてくれているんだなと思った」と新しい可能性に目を向けているようでした。

「ITの技術を使って情報分析したり資料をまとめたりすることで、効率的に・生産的に仕事ができるということがわかった。プログラミングは難しかったけどまたやりたい!」と子どもたちのプログラミングへの興味・関心はより高まったようです。

また、今回の講義の中で、子どもたちはプログラミングのスキルだけでなく、エラーの原因を自分で考えて再挑戦する力や、技術を様々な形で生かす考え方を学んだように思います。

ミャンマーでは数年前と比較して、ITインフラが少しずつ整ってきています。
今後必要となるのはIT人材と言われており、国としても育成に力をいれているそうです。

「社会で求められる人材になって欲しい」

私たちはそんな思いで、今回のプログラミング教室を実施いただきました。
今後、Dream Trainの中からIT技術を通して新しい未来を切り開く子どもたちが増えていけば嬉しいです。

子どもたちの将来のために貴重な機会をくださったブライセンミャンマーの皆さまに、心より感謝いたします。

子どもたちの日々の様子をアップしています。ぜひご覧ください!

Dream Trainインスタグラム
https://www.instagram.com/dreamtrain_yangon/?hl=ja

Dream Train You-Tubeチャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=PCVE0fBt5Ew&t=9s

▼プロジェクトの詳細はこちらから
Dream Train 子どもたちの夢や未来を育む養育施設

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