活動レポート

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ミャンマー 片手のマッサージ師

up 2017.10.19

ミャンマーでは、民族独立を目指しての紛争や内乱による爪痕が今も人々の生活に影をもたらす。

ミャンマー 片手のマッサージ師 視覚障がい者自立支援

Kaung Myat Oo(カウン・ミャッ・ウー)26歳
ミャンマー国立チーミンダイン盲学校の医療マッサージ職業訓練
コースにて勉強中。彼は片手のマッサージ師。

元軍人の彼が20歳の時、軍事作戦の地雷の撤去作業中に地雷が爆発して負傷。
命は救われたが、それと引き換えに両眼視力と左手を失った。現在も、地雷の破片が身体中に残っているという。

「命は助かりましたが、視力を失い、手も失い…、生きている事が辛くて本当にイヤでした。」

「学校に入る時、周りからは学ぶ事は出来ても、実際に働くのは無理だろう…と、
否定的な意見を多く聞きました。」

それらの言葉をものともせず、彼は毎日毎日、ただただ他人の2倍の努力を重ねる。

将来の夢は?という問いかけに対し
「自分のお店を持って、病気で辛い思いをしている人々を治したいんです。
でも私は手がないから、私にはかかりたくないと言う人もいるのではないか?
と不安になったりもするんです…」

でも「ここには私と同じ目の見えない仲間がたくさんいます。私は1人じゃない。
仲間がいるから頑張れるんです」とも。

ジャパンハートの視覚障がい者自立支援事業。
ミャンマーの視覚障がい者たちに光と未来を!

鍼灸マッサージ師 中島克巳

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