活動レポート

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夢の架け橋プロジェクト 2023年は3名の学生が奨学金生として正式に採択されました

up 2023.04.24

スオスダイ!(こんにちは)学生インターンの髙橋です。

春はたくさんの出会いと別れがある季節でありますが、中には新たな事に挑戦する方も多いのではないでしょうか。
カンボジアでも3名の医療学生が、夢を掴むための一歩を踏み出しました。

2023年3月上旬にカンボジアの医療者を志す学生を支援する「夢の懸け橋プロジェクト」の奨学金生として採用予定の学生のお宅訪問を行いました。
この奨学金プログラムに採用されたことに対する説明と両親と村長さん同席のもと同意を得て契約を結ぶために訪問しました。
今回は医学部に進学するスレイポフちゃんとの契約時の様子をお届けします。

スレイポフちゃんが住むプレイベン州の中心部まではプノンペンから車で約2時間。
市の中心部を過ぎ、整備のされていない凸凹道を車に揺られながら進み、約3時間かけて彼女のお家まで辿り着きました。道中、牛の大群やヤギが歩いていたり、外を見るとどこにでも荒れ地が広がっていたり、そして下に落ちてしまうのではないかと思うほどの狭い橋を渡ったりと、都市部とはまた違った景色が広がっていました。

お家に着くと、村長、お母さん、甥っ子、そしてスレイポフちゃんが温かく迎えてくれました。
スレイポフちゃんのお家ではたくさんの鶏を飼っています。周辺には緑がどこまでも広がり、家の周辺に店はなくとても静か。都市部とは全然違う田舎町です。

スレイポフちゃんは七人兄弟の末っ子。お母さんは家族が家から長く離れることがこれまでなかったから少し寂しいと打ち明けてくれました。

また、村長は「自分の村から奨学金プロジェクトに参加する子供がいることが本当に嬉しい。自分が病気になったら助けて欲しい」と、とても嬉しそうに話してくださいました。

消化器の専門医になりカンボジアの医療の発展に貢献できるようになりたいと語るスレイポフちゃん。
優しく、親切で、責任をもって患者さんをみられる医師になりたいと教えてくれました。

彼女を含め、ジャパンハートのプノンペンの事務所には夢を叶えるために勉強を頑張る奨学金生たちが23名います。奨学金生たちの頑張る姿を温かく見守りつつ、応援していただけたら幸いです。

長期学生インターン 髙橋明日香

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