「完全無償で国際医療ボランティアがしたい」ーーその強い思いを胸に医師となり、カンボジアと日本を行き来しながら医療活動を続ける田中医師。現場に身を置く中で見えてきたもの、そして変わらない信念とは何か。国境を越えて人々の”健康に生きたい”という願いに寄り添う田中医師の言葉をお届けします。
~医師・田中太interview~
ジャパンハートでの活動内容について
2023年6月よりカンボジアに渡り、短期・長期ボランティアとしてジャパンハートの活動に参加しています。2024年も、日本とカンボジアを数か月おきくらいで行き来していました。
ジャパンハートの海外活動に参加しようと思った理由は?
完全無償で国際医療ボランティアがしたかったからです。そのために医者になりました。
途上国の現場での経験が、今の国内での医療現場で活かされていると思う/思ったことは?
医療事情において、日本とは異なる部分が多すぎるため、活動経験が日本での医療に直接的に活きるというのは正直少ないと思います。 しかし、患者さんを良くしたい、なんとかしたい、と思う情熱は、カンボジアでも日本でも確実に活きると思います。
海外に行った前と後で変わった、ご自身の考えや課題意識があればお聞かせください。
大きく変わるという事はありませんでした。日本の医療はとても恵まれていると思います。
今回のACジャパン広告キャンペーンのテーマは”つながっている”です。ご自身にとって、医療において途上国と日本とで”つながっている”と思うものはありますか?
そもそも、「健康に生きたい」という願いは万人、かつ世界共通だと思います。 そんな、人々の根幹を成す願いに貢献する「医療」という行為そのもの、それに携わる方々を、心から敬服しています。また、自分もその一部分に関われる、ということを誇りに感じます。それはどの土地にいようとも変わりようがないものだと思います。
▼2024年よりACジャパン支援キャンペーンがスタート
ナレーションに江口洋介氏 ―東南アジアでの活動と日本の医療の「つながり」を描く―
https://www.japanheart.org/topics/press-release/240701_acjapan_newad_japanheart.html