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ミャンマーの希望の星 〜オッカーチョー退院・帰国〜

up 2018.12.17

ジャパンハート ミャンマー
待ちに待ったこの日がついにやって来ました!
今年3月、九州大学病院にて父親からの生体肝移植手術を受けたオッカーチョー。
11月21日に退院し、そして先週末の11月30日に遂にミャンマー凱旋帰国を果たしました。

帰国時のヤンゴン空港では、オッカーチョーに肝臓を提供したお父さんと1歳の妹、そしてお祖父ちゃん・お祖母ちゃんも総出でお出迎え。みんなで感動の再会を果たしました。

実は退院直前の11月16日に4歳の誕生日を迎えたオッカーチョー。
生まれて数ヶ月で、ミャンマーの医師より「この子は4歳くらいまでしか生きられないだろう…」と言われていたご両親にとっては、このような形で元気に4歳を迎えられ感激もひとしおだったはず。

肝移植の手術の後は、拒絶反応によって状態が不安定となることもあり、なかなか皆様に経過報告が出来ず、心配してくださっていた方も多くいらっしゃったかと思いますが…
この間、体調の波はありつつも、力強く前向きに病気と闘ってきたオッカーチョーの可愛い笑顔を皆様にご覧頂きたくてウズウズしていた私自身も、やっとこの日来てくれた事が嬉しくて仕方ありません。
見て頂きたい写真が多く、ムービーを作成してしまいました。
皆様、オッカーチョーとご家族の頑張りをぜひ見てやってください。

でもこのプロジェクトはこれでゴールではなく、これからが本格的なスタート。
オッカーチョーと同じ病気で苦しむミャンマーの子どもたちを救うため、来春にはミャンマーでの生体肝移植実施に向けて、準備を進めています。

そういう意味で…
手術を待つ患者さんにとっても
それに関わる私たち医療者にとっても
オッカーチョーはミャンマーの希望の星なんです。

8ヶ月日本で頑張ったオッカーとお母さん、本当にお疲れ様。
そしておめでとう!
これからもスクスクと強く元気に育ってね。

ミャンマー専門医療ミッション
河野朋子

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