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それぞれの地にある、幸せのカタチを求めて… 【術後訪問】斜顔裂の手術を受けた女の子に出会って。Vol.2
up 2020.03.23

サバイディ!ラオス事業、看護師の吉田です。

2019年10月にジャパンハートこども医療センターで斜顔裂の手術を受けたCちゃんのところに、3月初めに訪問してきました。
Cちゃんの村の近くの街では色とりどりの花が咲き乱れ、ラオスの国花チャンパー(プルメリア)も、甘く優しい香りを漂わせながら咲き誇っていました。
ビエンチャンより南部のためか、少し蒸し暑さも感じられました。ラオスは雨季、乾季そしてこれから訪れる暑季の3つの季節に分かれます。一足早くラオスの季節の移り変わりを感じました。

定期訪問はCちゃんの創部観察だけでなく、ご家族の様子を知ることも大切な目的です。
Cちゃんのケアはお父さんがとても丁寧にしてくれていて大きな問題はありませんでした。

それぞれの地にある、幸せのカタチを求めて… 【術後訪問】斜顔裂の手術を受けた女の子に出会って。 Vol.2

今回はCちゃんのお家で一緒にお昼ご飯を食べました。ラオスの食べ物はペット(辛い)!でも、セーブラーイ(とても美味しい)!!
Cちゃんに関しては、前回口の中の手術もしていましたが、問題なく普通の食事を食べられています。

それぞれの地にある、幸せのカタチを求めて… 【術後訪問】斜顔裂の手術を受けた女の子に出会って。 Vol.2

Cちゃん一家はラオスでも貧しい地域で生活しています。
今回の訪問時には、お兄ちゃんがいませんでした。2週間、住み込みの仕事に行っているそうです。
Cちゃんはお兄ちゃんが大好きです。手術のためにカンボジアに行った時も、お兄ちゃんの名前を出すと笑顔になり、帰って一緒に遊ぶことを楽しみにしていました。
お兄ちゃんは、普段私たちが訪問し、ケアをしていると、真剣にその様子を見ています。昔の写真を見返してみると彼女の側には必ずお兄ちゃんが写っています。お兄ちゃんもCちゃんを大切に思っていることが伝わってきます。

それぞれの地にある、幸せのカタチを求めて… 【術後訪問】斜顔裂の手術を受けた女の子に出会って。 Vol.2

元々人見知りの強いCちゃんですが、大好きなお兄ちゃんがいないこともあってか、今回はなかなか笑顔を見せてくれませんでした。

普段、お父さんもお母さんも働いているため、Cちゃんと妹の2人でお留守番をしているそうです。
風船を膨らませると、笑顔になり飛び跳ねて遊んでくれました。2人とも「女の子だよね?」と確認したくなるほどパワフルでした。
Cちゃんは風船の1つを妹にあげていました。今まではお兄ちゃんの後ろに隠れていたけれど、こうやってお姉ちゃんになっていくのだなと感じました。

それぞれの地にある、幸せのカタチを求めて… 【術後訪問】斜顔裂の手術を受けた女の子に出会って。 Vol.2

Cちゃんの居住県の小学校就学率は98.4%ですが、修了率に関しては79.0%となっています。。隣県はラオスで最低値の、56.3%の子どもしか小学校を修了しません(2016年)。
実際にお兄ちゃんも小学校に入学はしましたが、働くために途中で通わなくなったそうです。Cちゃんは6歳ですが、学校へは行っていません。妹とお留守番をすることが、彼女に今できる家族を支えることなのだと思います。
きっともう少ししたら、お兄ちゃんがそうであったように、Cちゃんも生活のために働き始めるのかもしれません。
しかし、彼女にそれができるのか。彼女の疾患はリハビリも必要としています。
Cちゃんにとっての幸せは何か。
私たちの思い込みや正義感で、彼女の世界や幸せを壊さないか…

ラオスの生活環境は日本とは違います。
日本のスタンダードが必ずしもラオスの生活に合うわけでもなく、正解とは限らないのではないかと感じています。

彼女の可愛い笑顔を守るために必要なことってなんだろうか。
Cちゃんと、家族と一緒に見つけていきたいと思いました。

ラオス事業
看護師 吉田

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