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12月の小児がん病棟から~手術日当日に誕生日を迎えたチャンダラくん~

up 2023.02.07

スオスダイ(こんにちは)!カンボジア事業部長期学生インターン祢津(ねつ)です。

12月24日に最高顧問吉岡がカンボジア入りし、翌25日から29日まで5日間にわたる集中的な手術活動を実施しました。
今回は手術当日に7歳の誕生日を迎えたチャンダラくんをご紹介します。

▼12月の手術ミッションについてはこちらの活動レポートをご覧ください
https://www.japanheart.org/reports/reports-cambodia/230118-3.html

チャンダラくん

チャンダラくんは、半年ほど前に腹部のしこりに気が付き国内最大のチャリティー病院を受診しました。
肝臓に腫瘍があると言われ、生検を行いましたが、良性か悪性かはっきりとわかりませんでした。
11月末に2度目の生検をした結果、肝芽腫という肝臓にできるがんである事がわかり、当院に紹介となりました。

手術日である26日はチャンダラくんの7歳のお誕生日。それを知ったスタッフが、明日の手術を頑張れるようにと、お誕生日ケーキと折り紙で作った王冠を用意しました。
そして25日、小児がん病棟でクリスマスパーティーを開催し、サンタさんに扮した吉岡が病棟を回った際に、吉岡からチャンダラくんにお誕生日ケーキと王冠が手渡されました。

入院した直後で、いつも不安そうな表情のチャンダラくんでしたが、吉岡やお母さんに促されてケーキの上のロウソクをふぅーっと吹き消すと照れながらも可愛らしい笑顔を見せてくれました。

そして迎えた手術当日。手術の前室では、堪えきれず涙を流していたチャンダラくんですが、スタッフに励まされ、そして大好きなお母さんに抱っこをしてもらいながら手術室に向かいました。

手術の結果、腫瘍は無事に摘出。手術の後の状態も安定しており、ICU(集中治療室)で数日過ごした後、自分の病室に戻りました。

日本に送った病理検査の結果、限局性結節性過形成という良性の肝腫瘤である事がわかり、チャンダラくんは1月の上旬に無事に退院しました!

退院時には迎えに来てくれたご家族の皆さんからお米と500ドルの寄付をいただきました!

今回こうしてチャンダラくんの命を救う事ができたのも、皆様のお陰です。引き続き皆様のご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

ジャパンハートカンボジア事業部長期学生インターン
祢津桃子

1TAP SAVE LIFEのアプリでは、患者さんの治療の様子や小児がん病棟の日常の様子をリアルタイムでお届けしています。こちらもぜひご覧ください!
1TAP SAVE LIFE (japanheart.org)

▼プロジェクトの詳細はこちらから
医療支援| ジャパンハートこども医療センターでの医療活動

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