活動レポート

カンボジア

2026.05.11

【カンボジア医療活動】指先と日常に彩りを ーネイルサロン&マジックイベントー 

ジャパンハートアジア小児医療センターのオンコロジー(小児がん)病棟にて、2026年3月30日にネイルサロンとマジックイベントを開催しました。本イベントは、今回初めての実施です。 

【カンボジア医療活動】指先と日常に彩りを ーネイルサロン&マジックイベントー 

 今回の開催にあたり、カンボジアの首都プノンペンにある美容室「和心」の方々に活動をご支援いただきました。和心さんは日ごろから、孤児院で洗髪指導やネイル教室を行われており、ジャパンハートの活動にもご支援くださっています。このたび、「少しでも楽しい体験や彼らの中に残る体験を、長期間入院する小児がんの子どもたちに届けたい」という思いで、ネイルサロンとマジックイベントを開催してくださいました。 

自分らしさを彩るネイル体験 

【カンボジア医療活動】指先と日常に彩りを ーネイルサロン&マジックイベントー 

小児がん患者の子どもたちと入院看護のため日々付き添いをしている保護者の方々を含め、性別や年齢を問わず、ネイル体験をしました。「どの色にしよう」「どんなデザインがいいかな?」と悩む時間もまた楽しいひとときとなり、自然と笑顔が広がっていきました。 

ネイルを施してもらい、いつもと違うカラフルに彩られた自分の爪を見つめる子どもたちは、喜びを隠し切れない様子でした。お互い自分の選んだデザインのネイルを見せ合い、「いいね!」「かわいいね!」と声を掛け合う子どもたちの姿に、付き添いの保護者からも、思わず笑みがこぼれていました。 

【カンボジア医療活動】指先と日常に彩りを ーネイルサロン&マジックイベントー 
【カンボジア医療活動】指先と日常に彩りを ーネイルサロン&マジックイベントー 

単色を選ぶ落ち着いた大人っぽい感性を持つ子、様々なデコレーションを施してキラキラとしたネイルを楽しむ子。子どもたちが「自分らしさ」を表現する機会としても、ネイルを通して一人ひとりの「好き」や「こだわり」が輝く時間となりました。 

歓声に包まれたマジックショー 

ネイルの順番待ちをしている間、たくさんのマジックを披露していただきました。 

トランプやコイン、ロープなどを使ったマジックが次々と披露されるたび、会場からは大きな歓声と驚きの声があがりました。子どもたちはもちろんのこと、付き添いの保護者の方々やスタッフも思わず見入ってしまうほどの華麗なマジックに、会場全体が一体となって盛りあがりました。 

目の前で起こる不思議な現象に、子どもたちは興味津々な様子で、「えー!何をしたの?!」という何度も驚きの声をあげ、笑顔と興奮と歓声に包まれた特別な時間となりました。 

【カンボジア医療活動】指先と日常に彩りを ーネイルサロン&マジックイベントー 

笑顔がつながる時間 

今回、素敵なネイルやすばらしいマジックに負けないくらい、子どもたちのきらきらと輝く笑顔をたくさん見ることができました。その笑顔に、あらためてこのような体験型のイベントを開催することの大きな意味と価値を実感するとともに、「楽しい」や「嬉しい」といった記憶を積み重ねてもらい、子どもたちが治療と向き合う日々の中における心の支えの一つとしてもらいたいと思います。 

小児がんの子どもたちは、治療に時間を要することも多く、長期間制限のある入院生活が続く中で、気持ちが塞ぎ込むこともあります。自分の個性を表現できるネイル体験や、マジックに心から驚き、みんなで笑いあった時間は、子どもたちにとって日常とは異なる特別なひとときになったのではないかと感じています。 

こうした体験を通じて生まれた笑顔やコミュニケーションは、子どもたちだけでなく、日々付き添いをする保護者の方々やスタッフにとっても、心温かな安らぎを感じる大切な時間になっているように思います。 

イベント後も形として残り続けるネイルを見るたび、この日のわくわくした気持ちを繰り返し思い出し、子どもたちの日常を支える記憶となってくれることを願います。 

長期学生インターン  瀬﨑未彩 

▼プロジェクトの詳細はこちらから
https://www.japanheart.org/sys/tag/cambodia/