伊藤 大輝(いとう だいき)

伊藤 大輝(いとう だいき)
長期学生インターン

メッセージ

「お母さんの命は、そう長くはありません。」

高校2年の春、医師からそう告げられました。母のがんは見つかったときには既にステージ4。治療の望みは限られ、私たち家族に残された時間はあまりにも短いものでした。姉は現在もがんと闘いながら闘病生活を送っています。病そのものだけでなく、日常が静かに崩れていく家族の姿を通して、私は「医療とは、命を支えるだけでなく、その人の生きる時間そのものに深く関わるものなのだ」と実感しました。
大学では、カンボジアの農村部で教育支援を行う学生団体に所属し、現地の子どもたちと向き合ってきました。活動の中で痛感したのは、医療や衛生に関する知識や手段の欠如が、子どもたちの命や未来を脅かしているということです。
そうした現実と向き合う中で出会ったのが、カンボジアで小児がん治療に取り組むジャパンハートの存在でした。たとえ自分が医療者でなくとも、命と向き合う現場で果たせる役割があると信じ、長期インターンとして現地での活動に参加しています。
非医療者としてだからこそ担える視点と姿勢を大切にしながら、日々の出会いに誠実に向き合ってまいります。

趣味

映画鑑賞、旅行、ドライブ、テニス

PAGE TOP