活動レポート

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私たちがここで得られる価値とは

up 2022.07.20

患者さんの笑顔は私の幸せ

サバイディー!ラオス事業部、総務管理部長のローです。
私はこれまでウドムサイ県病院にて甲状腺疾患の医療活動に参加する機会が複数回ありました。
今回の外科手術活動はいつもより手術の患者さんが多く、腫瘍が大きくて複雑なケースも多かったため、医療スタッフおよびラオス事業部スタッフのみんなにとってチャレンジングな経験でした。

私たちは活動をする前に色々な準備をします。患者さんの安全のため、手術前に患者さんに連絡して体調を整えてもらうように通知したりするのも一つです。
今回の活動中、私は病棟で手術前と手術後の患者さんを管理したり、通訳したり、看護師のサポートをしました。
病棟で看護師の看護をサポートすることは、医学の知識がない私にとって簡単ではありませんが、実生活に応用できるような医療のこと、経験豊富な日本人看護師から創傷治癒の正しい手順や方法などを知り、新たな知識を得ることができる良い機会でもありました。

活動を通じて、患者さんの笑顔を見ると私はいつも自分が幸せになるようにも感じます。ジャパンハートラオスで働くことは、とても幸運なことであり、私にとってここは天職です。
いつも患者さんの幸せな笑顔を見るたびに患者さんの安全とより良い生活を支援する原動力が高まり、これからもスタッフ同士協力してこれからも医療活動を続け、サポートしていきたいという気持ちになります。
「ジャパンハートラオスチーム」の一員であることは、私にとって誇りです!

必要物資の詰め込み作業をするローさん

何にも代えがたい充足感

ドライバーのラーです。
今回の活動は2年ぶりの最高顧問の吉岡秀人医師による手術活動ですので、特別な機会だと思っていました。今回の活動では患者さんの数も多く、私も様々な業務を行いました。

例えば患者さんは少数民族の方が多いため、ラオス語があまり理解できない人もいましたが、私も民族で彼らの言葉がわかるので、看護師と患者さんの間に入り、英語の通訳をしました。

また、患者さんの診察や医療費の支払い手続きをしたり、お金を計算したり、患者さんを血液検査室とレントゲン室に案内し、 輸血が必要だと判断した場合は患者さんの家族を血液センターに連れて行くこともありました。
他にも患者さんを手術室に運ぶ、手術後の患者さんが安全な状態になったら病棟に移動させることもありました。

また手術が終わったら、翌日の手術のために資器材などを準備して滅菌も行います。
医療関連業務以外にもみんなの昼食を注文して準備したり、そして運転手として夜にみんなをレストランに連れて行ったり、必要な買い出しに行ったりもしました。

手術着の整理整頓をするラーさん

私はもともと地方出身で生活も貧しく裕福ではありませんでした。ジャパンハートはこのようにラオスの地方の人々で私よりも生活が苦しいと思われる人たちを助けています。
私は医師でもないし医学的な知識はありませんが、ドライバーとしてジャパンハートで活動をすることで彼らを助けることができます。これほど嬉しいことはありません。

以前勤めていた会社では仕事は言われたことをすればよく、ただ待っていることが当たり前でした。
一方でジャパンハートラオスでは自分ができることはなんでもやらせてもらえるし、スタッフ同士いつも話し合い協力して取り組むことを大切にしています。
経験やもっている知識が違うからこそ、それを共有することで助け合うことができる。まるで家族みたいな関係だと思っています。活動は忙しいけれど、ここで働くことができることをとても幸せに思います。

ウドムサイ出発時にみんなで記念撮影

 

▼プロジェクトの詳細はこちらから
ラオス | 北部・ウドムサイ県での甲状腺疾患治療事業並びに技術移転活動

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