活動レポート

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1月の活動報告~連携病院の医師による医療活動~

up 2023.03.06

ジャパンハートが連携して活動を行っている病院の一つに、独立行政法人国立病院機構岡山医療センターがあります。
こちらの病院では、来日したチャンテッ君の治療やカンボジア人医師の来日研修を行っています。

▼チャンテッ君の来日治療についてはこちらから
【ご支援受付中】助かるはずの命を救いたい!カンボジア小児がん患者 チャンテッ君 来日治療プロジェクト

1月は岡山医療センターの小児外科医である中原先生がカンボジアまで手術ミッションに来てくださいました。
手術ミッションは1月16日から20日の5日間で、小児がん患者を含む9人の手術が行われました。
難しい手術もありましたが、手術は無事成功し、患者さんの術後の経過も順調です。

そして、以前中原先生が手術を行い無事に退院した患者さんも、先生の検診を受けるために病院に顔を出してくれました。

レッカナーちゃん

2017年に神経芽腫の手術を行うために、来日治療を行いました。
手術から6年が経ちましたが、経過は順調なので再発のリスクも少ないと見込まれています。
カメラで写真を撮るのが大好きな元気いっぱいの女の子です。将来は自分を助けてくれた先生のように病気の人を助ける医者になるために、勉強を頑張っているそうです。

チャンテッくん

チャンテッ君は胸の中にできる胚細胞腫瘍(はいさいぼうしゅよう)を患いました。
カンボジアでは実施が難しい複雑な手術でしたが、昨年9月に来日。岡山医療センターのご厚意にもあって、日本での手術を行うことができました。
手術は無事成功し、帰国後の治療を経て11月に退院の日を迎えました。
チャンテッ君は中原先生との久しぶりの再会に少し照れながらも、大好きな先生にハグを交わしていました。

日本に比べて小児がんの生存率が低いカンボジア。小児がんにより多くの子どもたちが亡くなっています。
生まれた場所によって助かるはずの命が助からないという現状が世界にはたくさんあります。
こうした現状を少しでも良くしていけるのはジャパンハートだけでなく、日本でサポートしてくれている医療機関、医療者、寄付者など、多くの皆様のお力添えがあってこそです。

最後になりましたが、いつもご協力いただいている皆さまに改めて感謝申し上げます。
今後も皆様のお力添えをいただきながら、「医療の届かないところに医療を届ける」というミッションに向けて、努めていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

長期学生インターン 大路

1TAP SAVE LIFEのアプリでは、患者さんの治療の様子や小児がん病棟の日常の様子をリアルタイムでお届けしています。こちらもぜひご覧ください!
1TAP SAVE LIFE (japanheart.org)

▼プロジェクトの詳細はこちらから
医療支援| ジャパンハートこども医療センターでの医療活動

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