活動レポート

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ミャンマーの新型コロナウィルス 第3波 生活の変化について

up 2021.08.02

ミンガラーバー!こんにちは!

ミャンマーは2021年7月以降、新型コロナウイルス第3波により、厳しい局面にたたされています。
日々5,000人近くの陽性確認者が発表され、検査陽性率が40%を超える日もありました。飲食店の店内飲食は禁止され、各地区では自宅待機令も発出されています。

押し寄せる患者のあまりの多さから、市中病院は受け入れができず、多くの人々が自宅療養を強いられています。
危惧されていた医療崩壊が、現実のものとなっているのです。
市内は、薬や酸素を手に入れるようとする人々であふれ、至るところで品不足が起きています。
酸素を補充するための行列ができたり、「卵がコロナに効く」という噂が広まった結果、スーパーから卵が姿を消すなどの混乱も生じています。

政治的混乱は今も続き、解決の具体的な光明は未だに見えません。
各地で戦闘が止むことはなく、デモも続いています。経済への影響も深刻です。
企業の撤退や業務停止が相次ぎ、それによって失業者が急増。銀行でも現金が引き出せないため、数%の手数料を払って、現金の保有者から「金を金で買う」という状況が常態化しています。

政治、経済、そして医療と、社会生活の根幹をなす部分で同時多発的に発生した危機によって、ミャンマーは今、未曾有の混沌の中にあります。

先日、日本の友人が「ミャンマーの募金活動を見つけたから、募金してきたよ。」と連絡をくれました。
募金をしてくれたという事実以上に、ミャンマーに関心を持ってくれていることを非常にうれしく思いました。

わたしたちの医療活動も、この急激な感染拡大を受けて、手術活動などを縮小せざるを得ない状況となっています。
しかしその中でも、ミャンマーのためにできることを、日々粛々と行っていきます。

▼ミャンマー プロジェクトの詳細はこちらから
ミャンマー

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