活動レポート

日本

2026.10.14

【災害支援・対策(iER)】熊本の避難所でも、カンボジアの病院でも—今、自分にできることを考える

現在、災害支援・対策セクション(iER)は令和8年熊本地震の被災地にて支援活動を継続しています。


【災害支援・対策(iER)】熊本の避難所でも、カンボジアの病院でも—今、自分にできることを考える

ジャパンハート医療センター、アドミニストレーターの木下です。
普段はカンボジアの病院で勤務をしていますが、9月4日~13日の10日間、熊本地震の支援活動として八代市内避難所にて活動を行わせて頂きました。

発災から1ヵ月以上が経過し、慢性期と呼ばれるフェーズに差し掛かっている状況というのもあり、インフラの復旧も進み近隣のスーパーやコンビニの営業も通常通り行っているところも多く、現地についた直後は一見すると日常を取り戻しつつあるようにも見受けられました。

しかしながら、家屋が倒壊したため避難所にはまだまだ多くの方が残っており、長期化する避難所生活を余儀なくされていました。

実際に避難生活によるストレスや環境・食生活の変化などによって生じる災害高血圧が疑われる方もみられ、夜間に異常な高血圧がみられ急遽医療機関の受診が必要になったケースも生じました。

私自身は医療従事者ではないため、避難されている方に対する医療的側面からのケアというのは行えません。
そんな私にできることは、文字通りやれることは全部やるということです。

  • 感染症拡大を防ぐための感染者用の治療室の設置の手伝い
  • 皆が使いやすくなるように掃除用具の整頓、共用ゴミ箱のゴミ出し
  • DVTスクリーニングの会場準備や案内、問診表の記入補助
  • ジャパンハートボランティア活動参加者の送迎
  • 運動習慣のため、毎日行うラジオ体操の皆の前での実演
    など

さまざまな活動を行いました。

【災害支援・対策(iER)】熊本の避難所でも、カンボジアの病院でも—今、自分にできることを考える

どうしたら医療者がもっと活動しやすくなるのか
どうしたら避難所の環境がもっと使いやすくなるのか
どうしたら皆が少しでも笑顔でいられるのか
そのために何が今自分にできるのか
考えていることはカンボジアの病院での活動と同じようなことでした。

一方で、病院での活動と大きく異なると感じた部分もあります。
病院へは基本的に調子の悪い方がそれを治すために来られます。
避難所では環境の変化やストレスが生じる生活のなかで健康の変化をいかに早くキャッチできるか、それを予防できるかが重要となっていました。

実際に先に述べた異常な高血圧が見られて急遽医療機関の受診を行ったケースも避難されている方の健康状態を把握していたジャパンハートの常駐の看護師がいち早く血圧の変化に気づいた結果でした。

ジャパンハートが発災直後から1ヵ月以上もの間、支援活動を続けてこられたのも平時からジャパンハートの活動を支えてくださっている多くの方々のおかげです。

現地で出会った皆様と活動を支えてくださった皆様、そして今も熊本で支援活動を続けてくださっている皆様へ、心より感謝を申し上げます。

 

【緊急支援】熊本地震へのご支援をお願いします

ジャパンハートでは、熊本地震の被災地で医療支援・物資支援を継続しています。
現地へ必要な支援を届け続けるため、皆さまのご支援・ご寄付をお願いいたします。