本活動レポートは、Japan Heartのプロジェクトのひとつ 小児がんと向き合う子どもたちの応援団「スマイルスマイルプロジェクト」よりお届けします。
ジャパンハートの国内事業「スマイルスマイルプロジェクト」では、もっとたくさんの人に小児がんと向き合う子どもたちのことを知ってもらいたい、スマイルスマイルプロジェクトを応援してもらいたいという思いでレモネードスタンドを出店しました。
今回、お手伝いくださったSSPサポーターの墨崎さんよりいただいたレポートを紹介します。
==========================
私が参加を決めたとき、真っ先に思い浮かんだのはボランティアで出会った子どもたちやきょうだい、ご家族の笑顔です。
一人でも多くの子どもたちやご家族の笑顔をもっと増やしたい、そんな思いが強くなり気が引き締まりました。
今回はブースの装飾や見せ方のアイデアも一緒に考えました。
装飾が“共感のスイッチ”となり、支援の輪が広がる。
そんなきっかけになれたらという願いを込め試行錯誤しました。
同時に小児がんの現状をあらためて調べ直しました。
医療者ではない私にとって、つい最近まで十分に分かっていなかったことが、たくさんありました。
だからこそ「まだ知らない人」の視点にも、私は寄り添える気がします。
どんな言葉で伝えれば、胸に届くのか? どんな情報なら心が動くのか?
難しい内容を分かりやすく置き換えながら、誰かの共感や応援したいと思ってもらえるような気持ちにつながる言葉ややり方を探しました。
何年かボランティアに携わっていたのに、知れば知るほど、私はこれまで“知ったつもり”になっていたことに気づきました。
そして、知るたびに胸が詰まり、もっともっと力になりたいという思いがあふれてきました。
そして迎えた当日。いちばん驚いたのは、「小児がん」という言葉自体を初めて聞く方の多さでした。
けれど、そんな中でも何度も目にしたのが、“通りすがりの優しさが、子どもたちへのエールに変わる瞬間”でした。
「小児がんのこと、今日初めて知りました」
「頑張ってくださいね」
「応援しています!」
そんなシンプルな言葉が、心の奥に沁みました。
“知らなかった”が“味方になる”
その変化を、私は今回何度も見届けることが出来ました。
実際にやってみて、準備段階では想像が及んでいなかったことばかりでした。
不特定多数の方に思いを届けることの難しさ…
でも、だからこそ得られた気づきや学びも、山のようにあります。
この活動を通じて、小児がんと向き合う子どもたちとご家族に
「あなたたちの味方はここにもたくさんいます」
と、心から伝えたいと思いました。
これからも、この応援が大きな力になると信じています。
SSPサポーター 墨崎翠
▼お出かけの様子はスマイルスマイルプロジェクトホームページの活動レポートより、ぜひご一読ください。
https://smilesmileproject.org/2025-5-7/
▼プロジェクトの詳細はこちらから
小児がんと向き合う子どもたちの応援団 | SmileSmilePROJECT
本プロジェクトでは小児がんと向き合うお子さんとそのご家族が思い出の場所で笑顔で過ごし、かけがえのない時間をつくっていただけるよう支援をしています。