活動レポート

日本

2026.07.22

【RIKAjob】次の挑戦につながる経験~大間病院(青森県)にて

 離島・へき地で助産師のみの仕事は皆無に等しい時代に入ってきました。年齢からできるかな?と心配されながら助産師から看護師経験へ転換。大変なことも多かったようですが、大間の人に助けられ幅広い知識と経験を身につけられているバイタリティ溢れる看護師(助産師)さんです。

大間病院での体験をまとめていただきました。


参加のきっかけ

私が大間病院に来ようと思ったのは、ジャパンハートの説明会で吉岡先生にお会いしたのがきっかけです。

当時、私はホスピス型の施設で訪問看護をしていました。助産師として20年以上の経験はあっても看護師としての病院勤務は30年以上も前のことだったので、もう一度病院で看護師として働きたい、学びたいと思っても、57歳という年齢を考えるとなかなか勇気が出ませんでした。そんな時にジャパンハートの説明会で吉岡先生の話を聴き、説明会に参加されていた吉田総看護師長の人柄に触れ、大間でしか学べない地域の医療や看護、総合力を身につけたいと思い、動いてみようと決めました。

病院勤務について

大間病院は、職員のみなさんの努力の結果だと思いますが、とても働きやすい病院です。ですが、私にとっては、すべてが大変でした。これまで働いていた施設では、CVポートに針を刺したり、皮下点滴をすることはあっても、未梢ルートをとることはありません。助産師として働いていた時は、健康な若い人のルートをとることはありましたが、高齢者のルート確保は本当に難しく、急変時の対応や造影CTの介助、男性の導尿、電子カルテの記録など、例をあげたらキリがないくらいにできないことや、わからないことだらけでした。

一度聞いただけでは覚えられず、メモをとって後で見返してもわからなくて、また同じことを聞いてしまうという毎日でした。

支えてくれた仲間との出会い

大間病院は、大間町、佐井村、風間浦村の中で、唯一の医療機関ということもあり、様々な疾患の患者さんが来られます。疾患や治療の知識、それらに対する看護という面でも幅広く求められます。そういった経験がない私は、応援どころか足でまといにしかなっていないと感じ、落ち込む毎日が続いていました。そんな中で、吉田総看護師長はいつも気遣ってくださいましたし、患者さんも、看護師さんだけでなく先生や助手さん、他のスタッフの皆さんも、みんながみんな、本当に温かく、親切で、できない私に教えてくれ、助けてくれました。途中、骨折で2ヶ月以上も休むというアクシデントがあったにもかかわらず、今こうやって大間病院で働き続けられているのも、スタッフのみなさんのおかげといっても過言ではありません。

地域医療の現場で学んだこと

気がつけば期間の延長を繰り返し、1年以上が経っていました。病棟には急性期の患者さんが入院されていれば、慢性期、整形、緩和、看取りまで多くの患者さんが入院されています。

大間病院の看護師さんたちは、限られた人数の中で、病棟だけでなく、外来、救急、検査、透析まですべてに対応されています。

皆さん、本当に仕事ができるプロフェッショナルの集団です。

これらのすべてに対応されている看護師さんたちの能力、看護力には本当に驚かされましたし、人数だけでなく限られた資源の中でベストをつくすというみなさんの姿勢を見て、多くのことを学ばせていただいています。

実際に訪問看護に同行させていただいたり、救急車に乗って患者さんの搬送について行ったりなど、病棟以外の経験もさせていただきました。少しずつ、ゆっくりですが成長できているかもしれないと感じます。

これからも、患者さんやご家族の訴えに耳を傾け、その気持ちにできるだけ寄り添い、必要な看護を提供できるよう感謝の気持ちを忘れずに学んでいきたいと思います。

ジャパンハート【RIKAjob】次の挑戦につながる経験~大間病院(青森県)にて

大間の魅力

最後に、大間はとてもいいところです。
本州最北端のマグロのオブジェは、一見の価値ありです。
そして青森もとてもいいところです。食べるものもおいしいですし、自然が豊かでたくさんの緑に癒されます。私は大間病院に来て本当に良かったです。
勇気を出して来ることを、おすすめします!

助産師・看護師(50代)

 

▼RIKAjobの詳細はこちらから
離島・へき地の地域医療、看護職キャリア支援プロジェクトRIKAjob。
地域医療に関わりたい。入院で出会った患者さんがまたご自宅で自分らしく生活できるところまでケアに関わる看護をしませんか?まずは30分。やりたいこと、不安なことをお話しください。
お問合せは、RITOU(離島・へき地)、IRYO(医療)、KANGOSHI(看護師)支援サイトまで。