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カンボジア小児がんの最後の砦として手術後の子どもたちを救いたい!

up 2021.08.08

カンボジア小児がんの最後の砦として手術後の子どもたちを救いたい!

ジャパンハートこども医療センターは、カンボジアで唯一、小児がんの一種である固形腫瘍のがんを無料で治療できる病院です。
7月19日~8月10日までの約1カ月間に実施した手術活動では、皆様からの温かいご支援のお陰で32件の手術を実施する事ができました。最高顧問・吉岡秀人(小児外科医)でないと難しい小児がんの手術では、10名の命を救う事ができました。
しかし、小児がんの治療には、放射線や抗がん剤などをはじめとする、手術後の治療がとても大切で、入院生活には1名当たり約15万円/月がかかります。
手術を受けた患者さんが、無事退院する事ができる様に、皆様からのお力添えをお願いいたします。

子どもたちを救うため寄付をする
本ご寄付の受付期間:2021年8月16日~9月15日

手術活動の様子 手術直後の子ども

ジャパンハートこども医療センターは「最後の砦」

小児がんの子どもたち ジャパンハートこども医療センターは、カンボジアの小児がん子どもたちにとって「最後の砦」です。
カンボジア国内で、小児がん治療を無料で提供している病院は、クンタボパ病院、アンコール小児病院、ジャパンハートこども医療センターの3つだけ。無料で固形腫瘍のがんを治療できる病院はジャパンハートこども医療センターしかありません。さらに、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により上記2病院が一時的に新規受け入れを停止しているため、現在はジャパンこども医療センターしか受け入れを行っていません。
これまでであれば、治療を受けるために隣国のタイやベトナムに治療に行っていた患者さんも海外に出られない事態になり、カンボジア全土から患者さんが押し寄せています。
そのため、ジャパンハートこども医療センターでは、小児がんの病床を増床し、小児がん患者さんだけは受け入れを停止する事なく医療を届け続けています。
昨年2020年度の新規入院患者数は85名であり、脳腫瘍を除く固形の小児がん患者数は、日本の小児がん拠点病院のどこよりも多くなっています。

手術後も続く治療とは?

母子小児がん手術の場合、患部を切除した後にも、抗がん剤治療や放射線治療など、長期間の入院を必要とし治療を続けなければいけません。
医師・看護師が子どもの病状をきめ細かく確認しながら、治療方針を決定し、薬剤や放射線で治療を行います。
子どもたちは副作用に堪え、家族も病院に一緒に寝泊まりをして付き切りで世話をします。

今救いたい 入院中の子どもたち

カンチャナーちゃん(13歳)
カンチャナーちゃんカンチャナーちゃんはサッカーが好きな13歳の女の子です。9歳の弟と農家のご両親の4人家族です。そんな彼女が患ったのは卵巣腫瘍(未分化胚細胞腫瘍)。
カンチャナーちゃん自身、痛くなかったため気が付きませんでしたが、お母さんがお腹にある固いしこりに気が付き、国内最大の小児病院(クンタボパ病院)を受診しました。ジャパンハートこども医療センターを含め3つの病院を紹介されましたが、固形腫瘍の手術を行っていると言う事と、無料で行っていると言う理由で、ジャパンハートこども医療センターを選びました。
今回のミッションで、吉岡による手術を実施しましたが、卵巣腫瘍が非常に大きくなり、子宮や腸にもくっついている状態であったため、子宮を合併切除しなればなりませんでした。今のところ術後の経過は良好であり、抗がん剤治療を4カ月行う予定です。

ソリカちゃん(3歳)
ソリカちゃんソリカちゃんは、おままごとで遊ぶ事が好きな3歳の女の子です。給食の中ではスープが好きで、スープであれば何でも好きなのだそう。10カ月の弟がいるため、お母さんは弟の面倒を見ており、入院にはおばあちゃんが付き添ってくれています。お父さんはゴムを作るため、木から樹液を採取する仕事に従事しています。
1年以上前におしっこに血が混ざっているのに気付き、チャリティーの小児病院で膀胱腫瘍と診断されジャパンハートこども医療センターを紹介されました。
今回の吉岡ミッションでは、膀胱全摘の手術を行いました。1年近く抗がん剤治療を行い腫瘍が小さくなったため膀胱ごと腫瘍を摘出しました。膀胱全摘後は、おしっこがちゃんと出るよう注意しながら術後治療を行っています。手術後2週間程度で退院の予定です。

リーヘン君(7歳)
リーヒエン君リーヘン君は、プノンペンに住んでおり、3人兄弟の末っ子です。入院にはお母さんがずっと付き添ってくれています。いつも明るく、楽しい事大好きな7歳の男の子。自動車やロボットのおもちゃで遊ぶ事が好きです。
今年始めより左胸にしこりができ、息切れもするため3月にチャリティーの小児病院に行ったところ、胸の中に大きな腫瘍があると言われました。リンパ腫が疑われ、ジャパンハートこども医療センターを紹介されましたが、抗がん剤治療後に一旦腫瘍がなくなったため退院して外来フォローとなっていました。
しかし、再び左胸にしこりが出てきたため入院し、今回の吉岡ミッションにて生検手術を行う事に。正確な診断と治療でリンパ腫は80%近くが治る病気であるため、病理検査後は抗がん剤治療を半年程度行う予定です。

手術後の治療にかかる費用の例:1カ月入院する場合 1名あたり約15万円

・放射線治療費:6万円
・医療消耗品・抗がん剤などの薬品:3万円
・血液検査・CT検査など:1万円
・食事:1万円
・医療者の人件費:4万円

※小児がんの子どもたちの手術後の入院期間は、1週間~1年以上と様々です

カンボジア小児がんの最後の砦として手術後の子どもたちを救いたい!

新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、ジャパンハートこども医療センターはカンボジアの小児がん子どもたちにとって「最後の砦」となっています。
そして小児がんの治療は手術だけでなく、手術後も放射線や抗がん剤などをはじめ長期の入院生活が必要になります。
治療を今後も続けていくために、皆様のご協力が必要です。子どもたちの未来のために、是非ご協力ください。

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