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ジャパンハート、熊本県と大規模災害時等における支援活動に関する協定を締結

up 2021.03.09

特定非営利活動法人ジャパンハート(東京都台東区、理事長 吉岡春菜、以下ジャパンハート)は、熊本県での災害発生時等の医療救護活動において、自治体との連携をさらに推進していくことを目的とし、2021年3月8日に熊本県と「大規模災害時等における支援活動に関する協定」を締結いたしました。

ジャパンハート、熊本県と大規模災害時等における支援活動に関する協定を締結
▲協定締結式を3月8日に実施

(前列左から、ジャパンハート理事長 吉岡春菜、熊本県知事 蒲島郁夫氏、ジャパンハート最高顧問 吉岡秀人)

ジャパンハートは、国内およびアジア諸国で大規模自然災害が発生した際に、医師・看護師・調整員から構成される医療チームを派遣する国際緊急救援活動を行っています。2020年度は、新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生した現場に対して医療支援を実施しています。

今回協定を締結した熊本県では、2016年の熊本地震や2020年7月の豪雨時、県内の避難所にてジャパンハートのボランティアを派遣し、支援を実施して参りました。また2020年以降は、新型コロナウイルス感染症のクラスター発生施設に対して医療チームの派遣を全国的に実施する中、熊本県内の福祉施設3か所および医療機関1か所にて医療支援活動に従事いたしました。

今回の協定締結により、ジャパンハートは熊本県での大規模災害や感染症拡大等の有事において、医療福祉機関および避難所等への医療支援および衛生管理等の支援活動を熊本県と共により円滑に実施することが可能になります。

協定式では蒲島知事より、「これまでの支援に感謝すると共に、熊本県が自然災害と感染症の拡大という苦難を経て得た知見を今後に活かす上で協働を進めたい」との期待が寄せられました。

今後もジャパンハートは、ミッションとして掲げる「医療の届かないところに医療を届ける」ことを実現するために、引き続き医療支援活動を継続して参ります。

ジャパンハートのこれまでの主な国内緊急救援活動

2011年3月 東日本大震災緊急支援

新型コロナウイルス感染拡大への緊急支援活動へのご寄付を募集開始~私たちに今できること~2011年3月17日に被災地へ入り、全国から医師・看護師、一般ボランティアを募り、ジャパンハートとして国内初の緊急医療支援活動を行いました。派遣したボランティアの数は450名を超えています。
現地では、避難所の巡回診療、医療物資の運搬、被災者の心のケア、ボランティアの派遣等を実施しました。
また、地域開業医の方々をサポートするため、土日のみ営業するジャパンハート こども・内科クリニックを石巻に開院し、約3年間にわたり地域医療を支えました。

2016年4月 熊本地震緊急救援

熊本市南区の医療対策本部に入り、医療救護班として避難所の医療巡回支援を行いました。その一方で、「南阿蘇の老人介護施設に要介護避難者受け入れの要請が多数発生し、困窮している」という情報を受け、現地を視察。自分たちの力で脆弱な高齢者を守る福祉避難所を申請した施設の要望にこたえ、看護師チームを派遣しました。

2020年7月〜【令和2年7月豪雨】緊急支援

九州を中心に甚大な被害をもたらしている「令和2年7月豪雨」を受け、災害発生当初より医療支援活動を行いました。7月7日より医療者派遣及び物資支援を実施し、8月末までの期間に熊本県八代市及び人吉市の避難所計3か所で活動を行いました。

2020年4月~新型コロナウイルス感染症緊急支援

1. 医療支援チームの派遣

2020年4月以降、全国各地の病院や介護福祉施設に、医師・看護師等で構成される医療チームの派遣を継続しています。クラスターが発生すると、感染による欠勤や人材派遣会社の撤収により、深刻な職員不足に陥ります。また医療機関の病床ひっ迫により、福祉施設で陽性患者を治療しなければならない等、外部からの適切な支援が必要となります。

2. 医療物資の配布

「#マスクを医療従事者に」プロジェクトを開始し、クラウドファンディングやチャリティオークションを実施し、1万5千人の方から約1億5千万円の資金を募り、マスク200万枚を調達。第一種指定感染症医療機関、三次救急医療機関、特定機能病院を中心とする合計726の機関にマスクを配送しました。

3. 介護福祉施設への感染対策指導

国の介護福祉現場で働く医療/介護従事者の方向けに、2020年6月から12月の約半年間にわたり、クラスター発生時に備えた感染症対策指導を実施しました。
防護具の着用指導、施設内のゾーニングに関する指導を、2020年12月末までに、658法人、計1599名の参加者に対して実施しました。

4. 医療現場と支援を結ぶ「ジャパンハートソーシャルネットワーク」の構築
災害などの有事における日本国内の医療・介護現場の正確な状況把握、医療支援活動に協力してくださる医療従事者同士の繋がりを強固にするための「ジャパンハート ソーシャルネットワーク」を2020年4月28日より開始し、現在、このプラットフォームの登録者数は854人に上っています。
詳細:「ジャパンハート ソーシャルネットワーク」開始
https://www.japanheart.org/topics/press-release/200428.html

(認定)特定非営利活動法人ジャパンハート

2004年、国際医療ボランティア団体として設立された、日本発祥の国際医療NGOです。国際連合より「2020 United Nations Inter-Agency Task Force on the Prevention and Control of Non-communicable Diseases Award 」を日本で唯一受賞。
「医療の届かないところに医療を届ける」を理念に活動しており、日本およびミャンマー・カンボジア・ラオスなどアジア諸国において無償で子どもの診療・手術を実施しその数は年間約34,000件に上ります。
東日本大震災では450人を超える医療従事者を現地に派遣しました。また、新型コロナウイルス感染症拡大による医療崩壊を抑制するため、「#マスクを医療従事者に」プロジェクトを行い、クラウドファンディングで1万5千人の方から1億5千万円以上のご支援をいただき、200万枚以上のマスクを約700の医療機関に配布いたしました。

■寄付金の控除について
認定NPO法人であるジャパンハートへのご寄付は、寄付金控除などの税制優遇の対象となり、 確定申告を行うことで税金が還付されます。詳細につきましては、下記URLをご確認ください。
https://www.japanheart.org/donate/receipt/

本件に関する取材のお問い合わせ

特定非営利活動法人ジャパンハート 
広報担当:高橋
電話:03-6240-1564 ※緊急事態宣言期間中の固定電話対応を休止しております。
メール:publicity@japanheart.org

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